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38[労りとお調子者] ページ8

土方「目ェ...覚めたか」

A「...はい」




しばらくの沈黙が続き

土方はAの手を握っている事に気が付く

慌ててAの手を離す





土方「すまねぇ...」

A「いえ、嬉しかったです」





頬をほんのり赤くしてはふんわりと

笑みを浮かべるA。

土方はそんなAを見ては小さく笑った





土方「...親が来てくれてたぞ」

A「えっ...来てくれてたんですか!?」





布団からガバァと起き上がるが

いててと足を抑えるA。

土方は「じっとしてろ」と呟くとAに布団をかけた





土方「入院になるだろうから荷物を持ってきてもらった。」

A「あやめは無事ですか...?」

土方「あぁ、総悟が間一髪で助けたんだ。

あの女、抵抗してたみたいで男らがてこずった分無事みたいだ」





土方の言葉にほっと胸を撫で下ろすA

土方は病室の窓の前に行くと外を眺めた

相変わらずの雪が降っていた。





土方「とにかく安静にしとくこったな」





頭をガシガシかくと病室のドアの取っ手を掴んだ

その時Aが慌てて口をあけた





A「帰るんですかッ」

土方「あぁ、仕事がまだ残ってる」





A「またお見舞い来てくれますか!」





土方は方眉を上げると暫くうーんと考える





土方「まぁ……たまに…な。」

A「毎日来てくだs((土方「嫌だ。」





Aは土方に即答で断られ「ひでぇ!」と布団に涙をこぼした





土方「人が元気ねーから労ってやったのに

ちょっと優しくするとテメェはいつも調子にのる。」

A「チャンスかなと」

土方「テメェはいつもチャンスを伺ってんのかよ」

A「はい」





「そこは即答しなくていい」と土方。

こんななにげのない会話がAにとっては幸せであった

すると急にAが真顔になり真剣そうに話始めた





A「土方さん」

土方「んだよ」

A「助けてくれてありがとうございました」






笑顔のような苦笑いのような…。

申し訳なさそうな笑みでAはニコリと笑った

改めてお礼を言われた土方は

ばつが悪そうにAから目を逸らした




A「あと…もうひとつ。」

土方「何だ。」





Aは重々しく話の続きを始めた。

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月見おはぎ - 高杉さん...優男、銀さん...一途、土方さん...ツンデレ。最高やん...! (2021年9月29日 1時) (レス) @page28 id: f413eaa44e (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2014年8月8日 18時) (レス) id: 2c271fa19d (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - あいかさん» 本当ですかッ!それは嬉しいな... 応援心から感謝致します!その楽しみにお答えできるよう頑張ります! (2014年8月8日 16時) (レス) id: b6a3d32e10 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - この小説が更新されてると超嬉しくて、思わずやったぁって声出てしまいます 笑←本当ですよ 第3章も頑張ってください(^^)楽しみにしてます!!!応援してます!!! (2014年8月8日 14時) (レス) id: 6bc2eaa747 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - 華の恵理さん» 男前でしたかっ!よかったです!w ありがとうございます、頑張ります! (2014年8月8日 7時) (レス) id: b6a3d32e10 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:百済 | 作成日時:2014年7月30日 22時

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