【銀魂】黒髪警察の狷介

32［恐怖］ ページ2

怖い









寒い









暗い









ここは何処だろう。









個室？









アジト？









確か...男二人に車に乗せられて









そこから記憶が無い









ズキズキと頭に痛みが走る









頭が痛い。









きっと殴られたんだろう









重たい体を起こそうと足に力を入れた









ガシャリ。









嘘...









足にはチェーンが荒く巻きつけられ









立てないように椅子に固定されていた









ということは椅子から立ち上がれないわけだ。









色々と考えているとガチャとドアが開く









男1｢気分はどうだ嬢ちゃん｣





軽く話しかけてくる男

こっちを見ないで欲しい





男1｢お前の友達は

今実験しようとしてるところなんだぜ

それが終わればお前の番な｣

A｢実験って何だ...

あやめは無事なんだろうな？！｣

男1｢今は...と言っておこう｣

A｢あやめを返せ！！

外せッ...これを外せよ！｣




ガチャガチャと暴れるAを

不気味な笑みで見下ろすと

Aに顔を近づけた。



A｢こっち来るな！｣

男1｢威勢のいい女は嫌いじゃないぜ？｣



男はAの首をがっしり掴むと

Aの耳に舌を這わせた。

Aは再び襲う恐怖に身を震わせた



男1｢じゃあ大人しくしとけよ｣



バタンッとドアが閉まり
誰も居なくなった部屋で

Aは涙をこらえながら








小さくかすれた声で









A｢...土方さん｡｣







と呟いた。



　







　





　





そうして再び意識を手放した。

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