【銀魂】あのアイツが可愛いのは今に決まったことじゃない。

93［恋する乙女？］ ページ3

銀時side









あんな事件があって以来。

Aのことが気がかりでならない。

いや、心配と言う意味で...






あいつの縛られて痛々しい姿を目にした時我を失ったように

ひたすら木刀をふるった。途中から記憶は曖昧で

アイツは万事屋に居なくてはならない存在となっていた。






あと、最近心臓の調子が可笑しい。






銀時｢不整脈ってやっぱ危ない？｣

定春｢アン。｣

銀時｢やっぱり病院行ったほうがいいカンジ？｣

定春｢アン。｣

銀時｢うわー、病院でランデブーになりそうだよ！｣

定春｢アン。｣

銀時｢な、定春｣

定春｢ガブッ｣

銀時｢なんで？｣








視界が暗くなったと思えばここは定春の口の中。

唾液が俺の悩みのように髪の毛に絡まっていく。

今アイツらは家にはいない。

Aは病院だし新八は付き添い。神楽はお妙んトコ。

あれ？なんで俺もAの病院付き添ってないんだっけ。








銀時｢あ、トイレに篭ってたからだ｣









え、てことは痺れを切らして行っちゃったってこと？

女の病院にも付き添ってやれない様な駄目な人間？







銀時｢...Aに嫌われたりして｣









いやいやいや、それはなーい。

Aに限ってそれは...

いやでもAの好きなタイプってなんだっけ？

もしかして俺Aのことが全然知らないかもしんない。

好きな場所は？好きな色は？好きな...タイプは...？
























銀時｢って恋する乙女か俺はァァァァァァァァ！｣






｢うるせー！銀時ィィィィィ！｣






定春の唾液まみれでそうシャウトすれば

下からババアのシャウトも聞こえてきたのは気のせい。

94［お誘い］→←92［デートプラン］

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す