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はじめての ページ46

何が起こった。

今コイツは何をした。

温かい口がゆっくり離れていった。

顔が熱い。









「おおおおおおお沖沖田!?」

「あー、うっせー」








耳に指を入れてあからさまな態度をとる沖田だが私は何が起こったのかさっぱりであった。

突然後頭部掴まれて...顔が近付いてきて...口になにか当たって...。









「何し...」

「あー...これも授業のいっかんって言えば納得いくかよ」

「え、授業?」









思わず素っ頓狂な声が出てしまった。

頭の中で仮定を組み立てていた自分が恥ずかしくなって赤面した。









「あっれ、先生。もしかして変な事でも考えて...」

「考えてないから!全く!そんなこと!」








沖田から顔を逸らして火照った顔を手で扇ぎながら声を張り上げた。

まさか、この野郎にファーストを奪われるなんて、キスをしてしまうなんて

天地がひっくり返ってもありえないと思っていたのに。

やはり、世の中何があるかわからない。

多分、神様にだってわからない筈だ。








「まぁ、こんなもんだろ。」

「何がこんなもんだ!私の初めてを返しやがれ馬鹿沖田!!」

「あっ、すまねぇ」









軽い、軽すぎる。

お前は初めてじゃないとしても私はそういう面では初心者なんだ!








「マイナスポイントをやろう、馬鹿沖田。」








なんとか平常を保っているつもりだが私の心臓は物凄いスピードで体に血液を送っている。

沖田を意識するという事にこの事件が沖田の手によって拍車をかけられるということを

誰が予想できようか。出来るはずがない。

私と沖田はこの気まずい空気のまま朝を迎えることになるなんて。

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百済(プロフ) - シナモンさん» 続編に突入させて頂きました!よければ読んでやってください…! (2018年3月24日 15時) (レス) id: fe9dde1d5a (このIDを非表示/違反報告)
シナモン - とっっっっても面白いです!更新待ってます! (2018年3月4日 18時) (レス) id: 65aef19a67 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます!コメントとても励みになります!!今土台を作っております!頑張ります… (2017年8月1日 16時) (レス) id: bb23ef3dbe (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 凄く面白いです!次章も気になります!更新頑張って下さい!!応援してます!! (2017年5月19日 20時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - アルハさん» それは良かったです!! 少し多忙なので、それがひと段落ついたら第2章に進みたいと思っておりますので宜しくお願いしますm(_ _)m (2016年11月27日 22時) (レス) id: f608f6dd31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:百済 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/54efcae0b51/  
作成日時:2015年5月3日 18時

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