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教えてやろう。 ページ4

「やでさァ」

「は?」






やる気満々だった私に聞こえてきたやる気のない声。

その主は即答で私の案をへし折って机に顔を伏せた。







「めんどうなんで。」

「いや駄目だね!私が教える!」

「出来んのか、お前に」

「出来ますとも!」

「へー...」








半目でこちらを見る沖田に気付き、なんだその目はと突っ込んでやる。

そしてもうひと押しと食い下がって本当に出来るからと顔の前で両手を合わせた。









(ってあれ?なんで私がお願いしてんの...?)







「乗り気しねぇ。」







上から降ってきたため息と同時に顔を上げれば最終手段だと声を荒らげる。








「...わがままか。わかった!ならこうしよう。

私の授業を最後まで受けれたら掃除当番変わるなりパシリにだってなってやる!」








自信があるからこんなことを言ったのではなくて

その場のノリというか...なんというかで。

すると沖田はアイマスクを取りながら口元を歪めた。







「なら街中首輪とリードつけて散歩な。」

「え?」

「いやぁー、楽しみだなー。」








怪しく笑う沖田が今ものすごく怖いものに見える。








(あれ?沖田ってこんなキャラだっけ。)







引き出しちゃいけないものを引き出してしまったような気がしてひどく後悔する。

だけど後悔先に立たずという言葉もある通り。








「さ、教えなせェ。恋ってやつを。」








その時に気付く。

とんでもない話を持ちかけてしまった...と。

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百済(プロフ) - シナモンさん» 続編に突入させて頂きました!よければ読んでやってください…! (2018年3月24日 15時) (レス) id: fe9dde1d5a (このIDを非表示/違反報告)
シナモン - とっっっっても面白いです!更新待ってます! (2018年3月4日 18時) (レス) id: 65aef19a67 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます!コメントとても励みになります!!今土台を作っております!頑張ります… (2017年8月1日 16時) (レス) id: bb23ef3dbe (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 凄く面白いです!次章も気になります!更新頑張って下さい!!応援してます!! (2017年5月19日 20時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - アルハさん» それは良かったです!! 少し多忙なので、それがひと段落ついたら第2章に進みたいと思っておりますので宜しくお願いしますm(_ _)m (2016年11月27日 22時) (レス) id: f608f6dd31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:百済 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/54efcae0b51/  
作成日時:2015年5月3日 18時

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