私の癒しは酢昆布がお好き ページ2
「あーあ...朝から女子はうるせーし、もう一匹うるせーの来るし...散々な一日だった。」
「いや、まだ始まったばかりだからね。てか始まってもいないんだけどさ」
沖田は愛用アイマスクを机の下から取り出して装着すると机に突っ伏した。
そんな沖田を見て私はため息ひとつ。
そしてチャイムが鳴りドアが開いたのでため息をもう一度ついてから前列の席に座った。
「えー、ではぁホームルームをはじめまーす」
「先生...、私じゃなくて皆の方に向いて言ってください」
「わりぃ、自然とAの方に目がいっちまうんだわ、俺の目」
悪びれた様子もなく銀八先生は眼鏡の奥の目を細めるだけだった。
「目潰しでもいかが?」
と、小首を傾げて可愛く言ってみれば
「可愛いが目潰しされると目の保養のAちゃんが見られなくなるから却下」
と、された。
なんだよそれと言いたくなるような返しに私は耐え
いつもより長く感じられるホームルームを乗り切った。
ホームルームを終わったと同時に愛しの神楽ちゃんの元へと走る。
「神楽ちゃーん!」
「何アルカ、煩いネA」
「可愛い神楽様のお顔を拝みに。」
酢昆布を神楽の机の上に供えると酢昆布を一瞥してから腕組みをし、ふんと鼻を鳴らして
「ちょっとだけヨ」
と、神楽様直々の許可を貰い
可愛らしい神楽様を満足するまで眺めた。
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百済(プロフ) - シナモンさん» 続編に突入させて頂きました!よければ読んでやってください…! (2018年3月24日 15時) (レス) id: fe9dde1d5a (このIDを非表示/違反報告)
シナモン - とっっっっても面白いです!更新待ってます! (2018年3月4日 18時) (レス) id: 65aef19a67 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます!コメントとても励みになります!!今土台を作っております!頑張ります… (2017年8月1日 16時) (レス) id: bb23ef3dbe (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 凄く面白いです!次章も気になります!更新頑張って下さい!!応援してます!! (2017年5月19日 20時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - アルハさん» それは良かったです!! 少し多忙なので、それがひと段落ついたら第2章に進みたいと思っておりますので宜しくお願いしますm(_ _)m (2016年11月27日 22時) (レス) id: f608f6dd31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:百済 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/54efcae0b51/
作成日時:2015年5月3日 18時