検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:66,484 hit

70[二日酔い] ページ10

銀時「いだだだだ...おい青葉。完全に二日酔いだよ」

A「あー、私もだ。昨日の記憶がすっぽり抜けてやがる。」







ズキズキ響くような痛みにAも銀時も眉を寄せて頭を抱えた。

するとなにかの異変に気付いた銀時はぱっとAの顔をじっと痛みに耐えつつ凝視。








A「なんだよ銀時...私の顔がそんなに見たいか?」

銀時「いや、お前の顔にラクガキされてるぞ...」

A「えっ、嘘だろ」







バタバタ慌てて脱衣所にかけていくAを呑気に見送っては頭を掻く。

すると脱衣所からAの声が響くので銀時の重い腰をあげてそちらへ向かった。







銀時「るせーよ、騒ぐな。響くから...」

A「つか銀時の顔にも書かれているが。」

銀時「はぁ?!」






バタバタと鏡の前に大人二人が並んで鏡と睨めっこ。







銀時「油性で書きやがった...」







何が書かれているかと言うと簡単に言えばAと銀時が頬を合わせれば

ハート型が出来る仕組み、つまりハート型の半分がそれぞれの頬に書かれていた。

それだけならまぁ許されるのだろうが空いた片方の頬には相手の名前が書かれていた。









A「記念に絵合わせでもするか?」

銀時「しねぇよ!」







まーまー、と笑顔のAはケータイを懐から取り出すと自撮り画面に切り替える。

銀時の頬をこちらに寄せれば綺麗なハート型の出来上がり。

ピロリーンと腹立つ音がなれば銀時はすかさずAから離れる。






A「おい見てみろよ、まるでプリクラみてーだな」







ケラリと笑えばその画面を相手の目の前に突き出し見せる。

銀時は相変わらず魚が死んだ目をしていて二日酔いからか余計に死んでいた。






銀時「どうすんのこれ、外出れねぇよ。」







頬に書かれたAの名前を指で引っ張り歪めながら鏡を見る。






A「私は枝豆が食べたいから買い物に行くが。」

銀時「自由人か!なぜ自分から醜態晒しに行かなきゃならねーんだ!」

A「枝豆が欲しいから。」







理由になってねーよとデコピンを食らわせ銀時は救急箱をあさり始めた。

その横にAも座れば珍しい物を見るように興味津々で銀時の手元を見るのであった。

71[幸せな時間ほど続かない]→←69[イタズラ]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (118 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
264人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂田銀時
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

百済(プロフ) - 彩文さん» それはそれは...!ありがとうございます!なかなか更新出来てませんが最後までお付き合い下さいませ...m(_ _)m (2015年5月2日 18時) (レス) id: 17a69166bd (このIDを非表示/違反報告)
彩文 - 最初から読ませていただきましたぁ!とっても面白いですっ(`・ω・´ノ (2015年5月2日 14時) (レス) id: 8a8aba3780 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - みやさん» ありがとうございます!更新頑張りたいと思います! (2015年4月28日 22時) (レス) id: 17a69166bd (このIDを非表示/違反報告)
みや - 早く続きが読みたいです!更新がんばってください!! (2015年4月19日 22時) (レス) id: a8e91fe3e4 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - ネオさん» コメントありがとうございますm(*_ _)m私のエネルギーになります!!更新頑張ります! (2015年3月23日 18時) (レス) id: a23e3ce459 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:百済 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/54efcae0b51/  
作成日時:2015年1月24日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。