88［参上］ ページ28
※神代は変人です。ここからヒートアップします。ご注意を。
神代｢薬、効いてきた？｣
A｢おかげさまでな...｣
そのあと数発、注射を打たれAの体は完全に自分のものではなくなった。
動かそうと脳から指令を出しても言う事を聞かず重力のままに垂れ下がる。
痛みがなくなった代わりに視界がグラグラ揺れて歪み、しまいには数秒暗くなった。
神代｢しっかりして、ほら。｣
神代は鞘でAの脛を叩くが痛みはない為青あざになるだけだ。
重たい瞼を無理やりこじ開けて意識が朦朧とする中神代の顔を見てやる。
神代｢君を初めて見かけたとき君を欲しいって思った。他の人にはない魅力があったんだ。｣
神代は空を見ていて誰に話しかけているのか分からない状態であった。
神代の声はAの耳には入らず意識を保つのがやっとである。
神代｢今の君の姿は美しい。ずっとこのまま...永久に保存しておきたいよ。
でももっと真っ赤になっちゃったら...どうなるのかな｣
神代が鞘から刀を抜いてAの首筋にあてがった。
それを見ていた浪士は慌てて止めに入るが神代の耳には入らず自分の世界。
動脈とはいかなかったが頬に刀の刃はかすれて時間差で赤色の液体は垂れてきた。
それを見て神代はなにかに取りつかれたように声をあげて笑った。
そして手にしたもう一本の注射。
浪士｢もうこれ以上は止めた方が...。コイツの体はもう限界が...｣
神代｢限界超えたらどうなると思う？｣
神代の笑顔に浪士はそれ以上何も口にできなかった。
注射針は迷うこと無くAの足へと吸い寄せられるようにして刺さっていく。
ビリビリと痛みにAの顔は歪んでいく。
と、その時だったガシャァァと派手な音と共に聞こえてきた大声。
｢テメェ人のスクーターでコンクリートに突っ込むか普通！！｣
返事はなく一人で怒鳴っているようにも聞こえるが
その声にAは弾かれたように顔を上げた。
神代｢やかましいのは嫌いなんだけどな...｣
砂埃から現れた影二つ。
死んだ魚の目をした男は着流しをなびかせ木刀を担ぎ黒光りするブーツで地に立った。
もう一つの影。
白い物体。ペンギンかとおもうような容姿でプレートに粋なセリフを殴り書き。
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百済(プロフ) - 彩文さん» それはそれは...！ありがとうございます！なかなか更新出来てませんが最後までお付き合い下さいませ...m(_ _)m (2015年5月2日 18時) (
レス) id: 17a69166bd (このIDを非表示/違反報告)
彩文 - 最初から読ませていただきましたぁ！とっても面白いですっ(`・ω・´ノ (2015年5月2日 14時) (レス) id: 8a8aba3780 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - みやさん» ありがとうございます！更新頑張りたいと思います！ (2015年4月28日 22時) (レス) id: 17a69166bd (このIDを非表示/違反報告)
みや - 早く続きが読みたいです！更新がんばってください！！ (2015年4月19日 22時) (レス) id: a8e91fe3e4 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - ネオさん» コメントありがとうございますm(*_ _)m私のエネルギーになります！！更新頑張ります！ (2015年3月23日 18時) (レス) id: a23e3ce459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百済
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/54efcae0b51/
作成日時：2015年1月24日 21時
