85［仲間］ ページ25
部屋の中にあったタンスを銀時は持ち上げて相手に投げつけた。
勿論敵はそれを一刀両断して怪しく笑ったが
銀時は理由もなしにタンスを投げつけるような馬鹿ではない。
敵がタンスに気を取られてる間に銀時は敵の間近まで接近していた。
そして木刀を振り下ろせば凄まじい勢いで一人家の壁を突き破って外へ転がった。
銀時｢っはぁ...テメェらどんな調教されてんだよ...｣
荒くなった息を整えるように深呼吸すると二人目の敵へと木刀の先を相手に向ける。
敵はニヤリと笑いながら銀時の前に一人躍り出た。
銀時｢ここは道場じゃねぇんだよ。全員まとめて相手してやらァ｣
空を切って銀時も不敵に笑うと数人の浪士達に斬りかかった。
浪士達は銀時との戦いを楽しんでいるようにも見えた。
不敵に笑ってみせた銀時だったが流石に数人相手はきついらしく
何人か叩き切ってやったが次から次へと出てくる敵に嫌気がさす。
浪士｢こんなもんかよ、なんでも屋さんよぉ｣
銀時｢...うるせーよ！｣
叫んで斬った筈の男の傷口は浅く、感覚も軽いものだった。
攻撃が通用しないと焦っていれば背後から鈍い痛みが広がっていく。
浪士｢あちゃー、綺麗な着流しが真っ赤になっちまったねぇ...。｣
銀時｢っ...く...｣
じわりと生暖かいものが広がっていくのを感じながら銀時は眉を寄せた。
ドクドクと傷口が脈打っているのがわかる。
その場所を抑えれば勿論手には真っ赤な温かい液体が。
浪士｢計画の邪魔をする奴はどんな奴であろうと始末しろって言われてんだよ、わりぃな｣
悪びれた様子もなく一人の大男が銀時にトドメをくらわそうと刀を振りかざそうと上へ上げた
が、突然その男の口から血が吹き出し銀時の目の前に赤い花を咲かせた。
銀時｢ちょっ...もっと周りを見て！？今銀さん真っ赤なシャワー浴びかけたわ！｣
浪士の腹から突き出た刀はゆっくりと抜かれていき男は刺した相手によって横へと倒される。
浪士の背後から現れた男は小さく笑って｢どの口が言うか｣とこぼす。
桂｢外の奴らは大方始末した｣
銀時｢助けてなんて頼んでねぇぞ｣
桂｢今にも貧血でぶっ倒れそうな奴が何を言う。
俺が駆け付けていなければ今頃お前はまっぷたつだったろう。｣
桂は長髪を揺らしながら口元を歪めた。
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百済(プロフ) - 彩文さん» それはそれは...！ありがとうございます！なかなか更新出来てませんが最後までお付き合い下さいませ...m(_ _)m (2015年5月2日 18時) (
レス) id: 17a69166bd (このIDを非表示/違反報告)
彩文 - 最初から読ませていただきましたぁ！とっても面白いですっ(`・ω・´ノ (2015年5月2日 14時) (レス) id: 8a8aba3780 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - みやさん» ありがとうございます！更新頑張りたいと思います！ (2015年4月28日 22時) (レス) id: 17a69166bd (このIDを非表示/違反報告)
みや - 早く続きが読みたいです！更新がんばってください！！ (2015年4月19日 22時) (レス) id: a8e91fe3e4 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - ネオさん» コメントありがとうございますm(*_ _)m私のエネルギーになります！！更新頑張ります！ (2015年3月23日 18時) (レス) id: a23e3ce459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百済
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/54efcae0b51/
作成日時：2015年1月24日 21時
