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84[不吉な] ページ24

銀時が向かったのは以前過激派が暴れていた隠れ家である。

桂から必要ないと思っていた情報がこんな形で役に立つなんてあの頃の自分は

思っていなかっただろうと銀時は考える。走っていると頭に酸素が回らなくなって

頭も回らなくなってきたため何も考えず銀時は走った。

隠れ家についた頃にはもう日は傾きかけていてオレンジ色の影が銀時の足元から伸びていた。

足でシャッターを蹴破り中を確認するも、もぬけの殻で銀時は壁を思いっきり殴った。

乾いた音がその部屋の中で響いただけだった。









銀時「...んだこれ。」








もぬけの殻の家には用がないとそそくさと出ていこうとしたが

部屋の中に何か残っているかもしれないと引き出しを漁っていけば一冊の紙束が見つかった。

その紙束を捲っていけば真選組の見たことある面子が。

そこには勿論Aも載っていたが他の人間と違うのは

赤マルがAの顔に何じゅうにも書かれていてAの顔は

半分赤マルが重なりすぎて見えなくなっていた。

なんだか不吉な感じがして銀時の目の色に不安が混ざっていく。









銀時「...何が目的だ、アイツら」







と、その時だった。

誰かが蹴破られたシャッターを蹴ってしまった音がして銀時は反射的に振り返る。

そこにいたのは数人の浪士達で虚ろな目をしていていた。









浪士1「...ここで何をしている?」

銀時「遊びに来たんすけどドアが締まってたんでお邪魔しちゃいました。」

浪士2「お邪魔しちゃいましたじゃねぇよ!ドアもといシャッターぶっ壊れてんだろーが!」

銀時「じゃあ次からは足だけでぶっ壊れねぇ様な頑丈なレンガの家でも作ってこいや!」









銀時は紙束を懐にしまうと叫びながら一人の攘夷浪士に勢い良く木刀を振り下ろした。

それを当たり前のように怯むことなく受け止める大男。







銀時「何、おたくプロテイン飲んでんの?あれ不味くね?」







浪士は銀時の言葉などに聞く耳を持たず打ちあっていく。

おもたい刀が銀時の木刀にのしかかり銀時は歯を食いしばってやっとのことで弾き返した。







銀時「...突然レベル高くない?まだ見習い勇者なんですけど。

スライムで苦戦してるような勇者なんですけど!」

浪士「神代さんが居れば...無敵なんだよ...」

銀時「あ?何さんって...?」








銀時は顔を歪めて浪士の動きに合わせながら狭っ苦しい部屋で動き回る。

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百済(プロフ) - 彩文さん» それはそれは...!ありがとうございます!なかなか更新出来てませんが最後までお付き合い下さいませ...m(_ _)m (2015年5月2日 18時) (レス) id: 17a69166bd (このIDを非表示/違反報告)
彩文 - 最初から読ませていただきましたぁ!とっても面白いですっ(`・ω・´ノ (2015年5月2日 14時) (レス) id: 8a8aba3780 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - みやさん» ありがとうございます!更新頑張りたいと思います! (2015年4月28日 22時) (レス) id: 17a69166bd (このIDを非表示/違反報告)
みや - 早く続きが読みたいです!更新がんばってください!! (2015年4月19日 22時) (レス) id: a8e91fe3e4 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - ネオさん» コメントありがとうございますm(*_ _)m私のエネルギーになります!!更新頑張ります! (2015年3月23日 18時) (レス) id: a23e3ce459 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:百済 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/54efcae0b51/  
作成日時:2015年1月24日 21時

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