マネージャーが無敵すぎて (ページ30)

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団結。ページ30

はい集合〜、と言うスングァナの声にゾロソロ集まる。

DK「なになに？」

腰の重いジョンハニヒョンを引き連れて輪に加わる。

SG「完結に言います。ヌナが狙われています。」

WZ「は？」

JH「あ？」

スングァナの言葉に空気が一瞬で変わった。

ヒョン達の圧が想像以上だったのだろう。

一気にスングァンが小さくなった。

HS「やぁ、どういうこと？スングァナ。」

あのホシヒョンまでガチモードに切り替わってる。

何よりもスンチョルヒョンの無言の圧が一番怖い。

SG「あの…想像の5億倍怖いので……レオヒョンお願い…します…」

LO「ま…丸投げドン…」

圧に押されながら斯々然々、状況を説明してくれたレオヒョン。

DK「……つまり、誰かがヌナに嫌がらせしてるってこと？」

MH「卑怯じゃん。」

ミョンホが珍しく怒ってる。

LO「あいつは、ケロっとしてるんだけどな。」

……ヌナはいつもそうだ。

キャパという概念がないというか…

全部を一人で抱え込んで、全て自分で消化しようとする。

LO「俺もなんとかフォロー入るつもりだから、お前らはお前らの仕事をしっかり頼む。」

HS「俺らは呑気に運動会をしろって？」

イライラしてるホシヒョン。

無言の圧をかけていたスンチョルヒョンが口を開く。

SC「俺に考えが、ある。」

…………

MG「つまり、Aヌナを目立たせ、俺らが出ていきやすくして」

WZ「俺らが見ているっていうのを抑止力にするわけか。」

JS「傍観者になるのは御免だしね。」

VN「なるほど、ヌナに注目を集めて、多方面から僕らが守るのがミッション。」

LO「その分、あいつへの風当たりが強くなるかもだぞ。」

JS「ファンが誤解を招く可能性もあるんじゃない？」

WN「そこは…レオヒョンの出番だよ。」

JH「そうそう。彼女いないアピールでそれっぽくさ。」

DN「本当はだめだよ！僕らのヌナだもん！」

LO「あれれ、突如俺への風当たりが強くなった気が。」

おふざけティーン発動し始めたとき、スンチョルヒョンが空気を戻す。

SC「何かあったときの責任は俺が取る。だから…」

HS「そうならないように協力しよう！！」

SG「よし！！せこむSVT、団結しよう！！1.2.3！」

SVT「ファイティン！！」

僕は聴こえていた。

ホシヒョンとスングァナの声に掻き消されていったスンチョルヒョンの続きの言葉。

"A戻ってきてくれ。"

円陣の時、隣りにいた僕の指は

ヒョンの想いとともに

強く握られていた。