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『やあ、今日こそ話してくれないか？』
「はぁぁぁぁ〜」
「先延ばしにするするよりはいいんじゃない？」
長いため息を吐く尾狐を説得する狸化,
またもや長いため息を吐きながらも、
納得したようだった。
『よし、それでは話してもらおうか。』
「えっと…
悪魔に魔力があるように、
妖怪にも魔力とは違う力があるの」
『どういう？』
「妖力。んでその妖力を使って化けたりする。
それが化け狸とかが化けたりできる理由。」
『ああ、よく聞く。
それで帰れないこととの繋がりはなんであろうか？』
「妖怪は……
人の噂や思い込みで、
それが強かったら強いほど強くなるの」
河童や天狗などもそう、と付け加える狸化
『つまりは人間が信じるかどうかと？
神様みたいなもんだね。』
「せーかい。
ぶっちゃけ神も一緒さ。
んで本題に戻して、魔界にゃ魔物がいても
妖怪なんか居ないからどの悪魔にも知られてない。
だから力が弱くなってんだ。
あっちの神がこっちに来てもそうなるだろうね。」
『無くなるんじゃないの？』
「……それは、亜子ちゃんがいるから」
「1人でも居ればいいんだよ。
その分、だいぶ力は弱まるがな。」
少し口篭りながらも答える2人。
『・・・。なんだか、触れてはいけなかった気がしたよ。すまなかった。』
「いーよ、どーせ｡」
『ところでなのだが、話は変わるが、人間に化けることは可能なのか？』
180°変わった話題。
「できるよ。」
『やってくれませんか!?』
食い気味で尋ねる亜子に報酬をねだる尾狐,
『おいなりさん。』
ぼふんっ
ぼふんっ
返事を聞くや否や姿を変える尾狐、
それに続く狸化,
『……この先ずっとお稲荷さんを作り続けるので
ずっとそのままでいてくれませんか？』
プロポーズのようなことを言う亜子に
満足そうな尾狐、ハナから報酬なんて、
気にもしていない狸化であった。
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檸檬(プロフ) - チエリー・ルミさん» 返信遅れました！すみません……これで、見れるようになっていると思います！ご指摘ありがとうございました。 (11月13日 21時) (
レス) id: 1056c6fd84 (このIDを非表示/違反報告)
チエリー・ルミ(プロフ) - たぬきの狸化の擬人化のが見れなくなってます。 (6月5日 20時) (レス) @page21 id: cf65d9fa57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬 | 作成日時：2023年1月2日 17時
