レクトとイヴ ページ10
レクト｢お嬢は?!」
イヴ｢それが…リィーゼ様と2人きりに…」
イヴ｢私だけではどうにも出来なかった…」
レクト｢イヴ…」
どうせあのお方のことだ。解雇にするとか言われたんだろう…
ほんとに酷いお方だ。
レクト｢イヴ。もう一度お嬢の所へ行こう。」
イヴ｢うん…」
とお嬢の部屋の前に来てノックをしようとすると
A｢……来なきゃ良かった…」
ん？
イヴ｢お嬢は誰と…」
レクト｢しぃー。何か聞こえる。」
と耳をすませてもう一度ドアに耳をつけると
A｢会いたいよ…」
会いたい？
イヴ｢今…お嬢は…」
レクト｢やっぱりここに戻ってこさせたのが間違いだったんだ…。あっちにはリドルさんや、トレイさんもいる…」
イヴ｢でも…それじゃあお嬢は死んじゃうんだよ？」
レクト｢わかってるさ。でもそれがお嬢の幸せだったんじゃないか？」
とレクトとイヴが言い合いをしていると
A｢いててててて…」
というお嬢の声が聞こえた。
レクト｢お嬢!!」
とドアを開けると
A｢レクトにイヴ!!」
イヴ｢お嬢…そのお腹はっ…」
そう。Aのお腹は青紫色になっていた。
A｢あいつに蹴られたの。でも大丈夫だから」
と笑顔を向けるA。
レクト｢お嬢…大丈夫ではありませんよ。そんな無理して笑わないでください。」
イヴ｢お嬢。さっきは私の力不足ですいません…だからお嬢が…」
A｢2人ともありがと…」
お嬢…やはりここに戻らせたのが行けなかったのか？どうしてお嬢はこんなにも苦しまないと行けないのか？
レクト｢お嬢…お嬢は学園に残っていたかったですか？」
A｢ん？ここにはレクトや、イヴもいるし…」
お嬢…。お嬢はそうやってまた1人で抱え込もうとする…
レクト｢お嬢!!本当のことを言ってください…」
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作者名：みぃゆ x他1人 | 作成日時：2020年8月3日 16時
