きみの純心【赤葦京治】 (ページ22)

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次の日

ガチャ…

『おはよう京治』

ドキドキした

Aの顔が見れない…

赤「おはよ…」

『？今日こそ勉強頑張るね』

赤「うん、俺も」

集中してれば大丈夫なはず

『あ、京治ママが飲み物とお菓子取りに来てって言ってたんだった。行ってくるね〜』

赤「いや俺が行くよ」

『大丈夫！京治は勉強してて〜』

Aが部屋から出ていくと

息を止めてたわけでもないのに

息切れがする…

赤「ハァ…ハァ…」

何だよこれ…

Aが一緒の空間にいるだけで心臓が……

ガチャ…

『ただい……京治？！どうかしたの？！』

Aは急いでテーブルにトレーを置くと、俺のそばにやってきた。

『気分悪いの？！』

赤「いや…大丈夫だから」

『でも息切れが…。熱は？』

Aの手のひらが俺のおでこに乗せられ

Aと目が合う…

赤「熱はないはず」

『うん…でも心配。ベッドで寝たら？』

赤「ううん…本当に大丈夫」

スッキリしたい

Aは俺のことが好き？

今でも結婚したいと思ってる？

赤「…………ハートのチョコ…」

『？！え？！』

赤「全然知らなかったんだ…意味」

『な、何のこと？』

赤「今年はケーキの上に乗ってた…昨年はクッキーだった」

『////ハートとか…よくある形…だし』

赤「うん。でも、欠かしたことないよね？」

『…………ごめん…気持ち悪かった？』

赤「何でそうなるの？」

『京治にそんなつもりないの本当に分かってる。だから私、絶対口にはしないって決めたの。でも…どうして？』

赤「母さんが教えてくれたんだ。証なんだよって」

『なんの？』

赤「………俺のこと、好き？」

ぶわって顔を赤くして

顔を隠したA。

俺はその手を剥ぎ取ると

中から真っ赤な顔のAが…

俺の目を見ながら震えてた。

『……私には京治しかいないの…失いたくない。だからね？京治がそのつもりなくても、お願い私のこと振らないで……っ』

振る？Aを？

そんなことするわけない。

俺は、両手でAの手首を掴むと

露わになったAの

おでこにそっとキスをした……

『京治…？///』

赤「………目閉じて」

言われるがまま目を閉じるAに

頬に1回…そして唇には少し長めにキスをした…

赤「………好きだよ」