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温かい感触。
大好きな感触。
きっと、今までの中で1番
優しく包まれてる。
今なら言える・・・
クロに・・・好きって・・・
『ク・・・「しっ!誰か来る・・・」
階段から話し声が聞こえて、
たぶん自販機に向かってきてる。
慌てて離れて、
クロと目が合って、
どちらからとなく手を握って走る。
物陰に隠れて
また目が合って、
クロが笑った。
黒「スリル満点だな!」
大好きなクロの笑顔。
また胸が締め付けられる。
じっと見つめてると
黒「あー///あんまり見んな」
と顔を逸らす。
『久しぶりのクロだから・・・見たい。』
黒「ふーん。じゃ、俺も見る。」
2人で見つめ合う。
不思議と今は全然恥ずかしさとかない。
一つ一つ確かめる。
釣り上がった短い眉毛
唇
鼻
目
触りながら確かめてると
黒「誘われてる?」
と口角をあげる。
もう、嘘つかない・・・
『誘ってる・・・かもね』
すると
後頭部を掴まれて
強引に押し付けるようにクロの唇がわたしの唇に重なる。
一旦離れては
角度を変えて再び。
何度も何度も。
『んんっ・・・』
苦しい。
苦しいのに・・・・幸せ。
そしてゆっくり離れる。
そして抱きしめられる。
黒「俺は、Aにとって1番の場所になりたい。今までみたいな関係じゃなくて・・・彼氏として。」
『・・・うん。クロ・・・わたしも、クロと離れてやっと気づいた。ずっとずっと昔からクロのことが好きだった・・・』
黒「俺も・・・・好きだよ」
幸せ・・・・
黒「あーここが家だったら、そのまま一緒に寝られんのに・・・」
『・・・ただ一緒に寝るだけ?』
黒「言うねえ〜・・・まだ手は出さねえよ。じっくり行かせていただきます」
『・・・・』
黒「ん?・・・・は?待て、寝るな!寝るなって!」
『・・・・・zzzz』
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作者名:mraka | 作成日時:2021年2月22日 0時