人外歌い手、響かせ声を。にっ！【歌い手】

「おっはよぉおおお！」『うるせぇ』「おっはよぉお！」『さかたんは良し』「酷いわ(泣)！」 ページ28

朝は雪乃のうるっさいコールで目が覚めた陸野。

坂田も一緒に起こしに来たらしく、坂田のコールは良しとした陸野。

……贔屓(ひいき)ですねぇ。


志麻「おっ、おはよA」


リビングへ出ると真っ先に志麻が気付いてくれました。

可愛いスマイル(坂田)の次にイケメンスマイルは効きますね。


『…あれ？いいにおいがする』


テーブルにはホットサンドとヨーグルトが並べられていた。

キッチンからは天月とluzが申し訳なさそうにしながら出て来た。


天月「昨日はごめん…」


luz「せめてもの罪滅ぼしや…ごめんな」


『あら、別にいいのに。ありがと』ニコッ


天月/luz「「！」」


一瞬で嬉しそうな顔になったね。

可愛いね←


『さぁ朝ご飯にしよー！』


「「「いただきます」」」


ホットサンド美味しいんですかね。

陸野黙々と食べてますよ。


luz「お…おいしくなかった？」


天上「いや大丈夫ですよ。
　Aは美味しい物は無言で食べるんで」


紛らわしいですね〜

よかったねluz。


そらる「今日なにする？
　俺さ買い物に行きたいんだよね。
　新しいマイク調達しないと」


『あ〜じゃあ行きます？』




・




ご飯を食べ終えて準備をしたら出発です。

ここから店までそう遠くはないので、歩いて行きますよ！


神谷「Aは何買うの？」


『んー？お母さんとお父さんへのプレゼント。
　送ってみようかなって』


神谷「親想いだね」


夏風「そーゆーお前は何買うの？
　因みに俺は特に無し！」


特にないんだ。

運動好きだし、スパイクでも買うのかと。


『…』


お？急に陸野が静かになりましたね。


坂田「もしかして…」


『……においがぁあ』


天上「あー……(ここじゃ魔法使えないもんな)」


神谷「(至近距離で魔法使うとバレるんだっけ)」


夏風「A！そこの店行こうぜ」


ナイス夏風！

気を遣ってくれたんですね。

指差したのは人目につかなさそうな店。


『っはぁ…ごめんなさい』


夏風「気にすんな」ニッ


はーい夏風イッケメーン！！

君の株がグンと上がるね！


夏風「折角だしなんか買って行こ」


なにコレ、ダッサ。

簡単にシックスパックになれるTシャツだって。

絵が描いてあるだけなのにねぇ。


夏風「カッコよくね！？どうA！」←


『やめましょう悪いことは言いませんからッ;』


必死に夏風を止めた陸野の判断は正しい。

うん。

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