遠雷:天月Side ページ11
今日の朝、何となくツイッターを開いたら荒れていた。
全部Aを責めるコメントばっかりで…
急いで赤眼のツイッターを確認したけど、被害は無かった。無傷だ。
「よかっ……た…………っ…」
でも痛い。
痛くて痛くて仕方ない。
だんだん視界が歪む。
うずくまって、泣いてるんだって、気付いた。
「A…助けて…」
―ピコン
歪んだ視界でもハッキリと映ったそれは、僕の痛みを少しだけ和らげた。
【赤眼が『ちょいとおいでや』を開始しました】
急いで生放送を確認する。
聞きたかった声…何より安心できる声だ。
赤眼≪皆さんおはよう！赤眼です！≫
明るい挨拶から始まった生放送。
コメント欄には赤眼を心配する声で溢れかえっていた。
赤眼≪私は平気だよ。心配なのは天月君だ…
それと今私は酷く
分かるよね？
そのAの……赤眼の声にゾッとした。
怒りの滲み出た声色。
赤眼≪私と天月君がコラボしたのを快く思わない
人がいるのは重々承知だよ？
でも好きな人に傷をつけるのは違うでしょ？
それとも、君達の"好き"ってこんなの？
あぁ、違うな……これは違う。
ごめん…天月君……ごめん…≫
泣きそうに震えるAの声。
より一層胸が締め付けられた。
》》大丈夫だよ！
》泣かないで赤眼ー
》久々の生放送で赤眼が泣くなんて……
赤眼≪私は媚なんて売ってない。
天月君は純粋に友達と歌ってみたって意味で
コラボしようって、そう言ってくれたんだ≫
ここに…この生放送のリスナーの中に、その人達はいるんだろうか。
Aの叫びを…聞いているんだろうか。
赤眼≪もうやめて…これ以上続けるようなら、
私にだって手段があるんだよ。
リスナーだって所詮は人間さ。
好き勝手にできると思わないでね？
もう私の友達を傷つけないで≫
それだけ言うと赤眼は「他のリスナーさんはごめんね？これからも私達を応援してね」
と、まるで不安を取り除くように優しく言った。
そして…
�爐舛磴鵑畔垢海┐燭茘�
普通なら怖いと思うんだろうか。
でも僕には、ただ心強かった。
「…A……」
赤眼≪早かったけど生放送はこれでお終い。
最後まで聞いてくれてありがとう。
そして、ちゃんと私は忠告したからね…≫
Aがどんな顔をして言ったのかは分からない。
でも、獲物を捉えた"猛獣"が……見えた気がした。
「お疲れ様」『動きは？』「すごい度胸だよ、活発化してる」『だぁあもう！』→←『濃ゆい2日間でしたー』「コラボ見たよー」「さかたんとお泊り…」『お黙りミカちゃん』
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ねる - あ、あの楽しみにしてます！ (2019年1月15日 19時) (
レス) id: 6b0daac0a7 (このIDを非表示/違反報告)
たつの(プロフ) - ありがとうございまーす！ (2018年4月9日 19時) (レス) id: dee4fafba7 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - はい。大丈夫です。(*´▽｀*) (2018年4月9日 19時) (レス) id: d1462488f8 (このIDを非表示/違反報告)
たつの(プロフ) - シオンさん» お手数おかけいたしました。貼り付けられました！ありがとうございます。イメ画は作品の方で出してもよろしいでしょうか？ (2018年4月9日 19時) (レス) id: dee4fafba7 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - まあ、文の所長押ししてればコピーの表示出てきますよ。 (2018年4月9日 19時) (レス) id: d1462488f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たつの | 作成日時：2018年2月28日 18時
