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スタッフについて行くと、大きいスタジオ内へと連れてこられた。
中はかなりバタバタとしており、いろんなスタッフが走っていた

「今生放送中なんだけど、ちょうどVTR流してるところなんだ。あと3分でVが終わるから終わるから、急いで水無さんのお化粧直しお願い!」

と、スタッフが指さす方を見ると水無怜奈がいた。
探す手間が省けたわ

「わかりました!」

私は近くにあった化粧パレットを持ち、水無怜奈へと近づく

「水無さん。お化粧直しさせていただきますね」

「ええ、お願いします」

「目を少しつぶっててもらってもいいですか?」

「はい」

と、私は彼女の化粧を直しているあいだに彼女のスーツの襟裏に発信機を付けた。

けれど、なぜ水無怜奈に発信機をつけたのだろう。
私は意図は分からなかったが、任務は完了した。

「お化粧直し終わりました!ばっちりです!」

「ありがとうございます」

「失礼しますね」

私は誰かに怪しまれる前に、スタジオを後にし
ジンたちが待つ車へと向かった。


すると携帯が震え、画面を見るとスコッチから電話がかかってきた。
けれどジンたちが待つ車はもうすぐ目の前であり、ここで出たらスコッチが危ない目に会うかもしれないと思い

私は着信を拒否し、携帯の電源を落とした。


「お待たせ。水無怜奈にしっかり発信機をつけたわ」

「ご苦労。少し様子をみる」

「なぜ彼女に発信機をつけたの?彼女は組織となにか関係あるの?」

「こいつは2ヶ月ほど前に組織に入ってきた。あの方は幅広い業界との繋がりを望んでいらっしゃる。だからこの女にアナウンサーになるよう命を出したんだ」

「なら彼女はその命令に従って完璧にアナウンサーをしているわよ?」

「あぁ、優秀なやつだ。次期にコードネームも貰うだろう。だが、俺もあの方もまだ信用はしてねぇ」

「本当に組織に尽くしているか知るための発信機ってこと?」

「どうだろうな」

「まさか、これの疑惑でもかけられてる?」
と、私は車の窓を2回叩く。

「そうはいってねぇ、けど監視しといて悪いことはねぇからな」

「疑わしきは罰せよ」

「クッ、よくわかってるじゃねぇか。そっちはなにか掴めたか」

「...何もないわ。ひとつ問題は3人とも優秀で、私の仕事がないことくらいね」

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設定タグ:名探偵コナン , 黒の組織 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:アプリコット | 作成日時:2018年5月25日 17時

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