検索窓
今日:27 hit、昨日:4 hit、合計:299,278 hit

43 ページ44

私が返事をすると、彼は微笑んだ。


その優しい表情に思わずドキッとする

私、もしかしてスコッチに...

と考えるが、彼はいずれ死んでしまう人。

どんなに想いを寄せても最終的に辛くなるのは自分だと考え、私はその気持ちに蓋をした。

そして、もやもやが晴れてスッキリしたのか
眠気が来て、私はそのまま意識を放した


────



太陽の明るい日差しに気づき、目を覚ます

昨日はあのままスコッチの腕のなかで寝てしまったはずだ
なのに、なぜか私はベッドで寝ていた。


スコッチの姿を探すが見えず、リビングに行くと
ソファーで寝ている彼の姿があった。

「...わざわざ別で寝なくてもいいのに」

と言いながらも、その配慮が普通に嬉しかった。

その時自分のお腹が鳴ってしまい
慌てて彼を見るが、起きる気配がなかったので安心した。

なんせ昨夜からお酒しか飲んでいないため、かなりお腹がすいた。
キッチンへといき、冷蔵庫を勝手に開けさせてもらったが、思ったより食材が入っていて驚く。

「家に全然帰らないのにこんなに買い込むんだ」
と、冷蔵庫を物色する。

適当な材料を冷蔵庫からだし、フライパンやお皿を探しながら朝ごはんを作り始めた


「久しぶりに作ったけど、割とイケるもんね」

と、久々に自分の能力に感動しつつ
できた料理をお皿に盛り付ける

すると、料理の匂いに釣られたのか
ロイと白い猫が私の足元でニャーニャー鳴く。

「お腹空いたのか...、君達のごはんどこだろ」

と、棚を開け探し始める


すると後から腕が伸びてきて、キッチン上の扉からキャットフードが取り出された
「ここだよ」

振り向くと、あくびをし眠そうなスコッチがいた。

「おはよう」

彼は私をじっと見つめ、おはよと返し
猫達のご飯を用意した。

「それ、作ってくれたのか?」

と、彼が指すそれを見ると、作った朝ごはんがあった。

「そうだよ。あ、キッチン勝手に使ってごめんね」

「大丈夫だ。頂こうかな」
と言われ、私は盛り付けた食事をリビングの机へと運んだ。

ちなみに作った食事は、ごはん、お味噌汁、卵焼き、魚と自分が食べたいだけだが和食を作った。

「こんなのしかできなかったけど、召し上がれ」

「あぁ、いただきます」

スコッチは、じっと料理を見たあと味噌汁を飲んだ。
その後も料理を口に運ぶが、一言も発さないので口に合わないのか不安になる。

「もしかして不味い...?」

と心配になり思わず聞いてみる

44→←42



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (82 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
251人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 黒の組織 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アプリコット | 作成日時:2018年5月25日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。