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そして首元に顔を寄せられ、胸元にかけて何度も吸われる。
「そのまま大人しくしてくれれば痛くはしないさ」
そして、ブランデーがワンピースを脱がそうと手にかけたとき
彼の動きが止まった。
そして、凍りついたような表情をしている
「その手を今すぐあげろ」
部屋に聞き覚えのある低くい声が響いた
「撃たれたくなかったらあげろって言ってるんだ。」
ブランデーは私から手を離すと大人しく手を挙げた。
「...なんでお前がここにいるんだ」
「目の前にいる女が見えないのか?」
「.......っ!!まさか!!」
私はニヤリとブランデーにむけて笑い、手を縛っていたロープを簡単に解いてみせた
「バーで席を外したときにジンに電話をしたの。勘づかれてるかもって」
「なるほどな...、まぁいい、こちらも下に応援を呼んである。お前達のことなんていっせいに」
「下で襲ってきた奴らはお前の仲間だったのか、そいつらはとっくに始末した」
ブランデーは今度こそ絶望に満ちた顔を浮べた
「ミモザ、先に車に戻れ」
「分かったわ」
私は脚にくくりつけてあるロープもとり、ベッドからおりた
「これを着ろ」
ジンは私を見たあと、自分が着ていた黒のコートを渡してきた
キスマークか...
私は大きすぎるコートを羽織り
部屋をあとにした。
────
あのあと、ジンがどうブランデーを処理したか知らないが、ウォッカから聞くにかなり酷かったらしい。
そして、ハービーも翌日、帰国したのを見計らって、組織へと呼び出し、車ごと爆発させた。
もちろん3人とも組織についての情報が残らないよう、部屋を爆破したり痕跡が残らないよう処理した。
1週間でノック3人を処分する大変な任務だったが、他の幹部メンバーの手を借りながらなんとか任務を終了させることができ、私の組織内の地位も割と高くなった
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作者名:アプリコット | 作成日時:2018年5月25日 17時