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翌日、私は偽りの任務の情報収集を彼女に頼み、会う約束をこぎつけた。
私は組織員がよく利用するBARへと彼女を招き、お酒を飲みながら情報を聞く。
彼女はとてもお酒が弱く、飲ませれば隙を見せるはずだ
私は事前にバーテンダーにお願いをし、彼女にミモザを出した
「私お酒はあんまり得意じゃないのよ...」
「そんな事言わないで、このお酒は飲みやすいから」
ミモザはシャンパンとオレンジジュースを半々で割って飲むお酒で、飲みやすいのが特徴。だからお酒が苦手な人でも簡単に飲めてしまう。だから私は睡眠薬を少し混ぜてもらった。
「本当に飲みやすいし美味しいわね。これなら飲めそう」
「最近任務ばかりで疲れてるでしょ?少しくらいハメを外しましょ?」
私は彼女のグラスが空いたら新しいものを用意するのを繰り返し、4杯ほど飲ませたところで彼女はついにカウンターに伏せた
「レーラ大丈夫?」
「頭が回らないしすごく眠たい。飲みすぎたみたい...」
「これ二日酔いの薬よ。飲みなさい」
私はカプセルと水を渡した。
レーラは私の手から薬と水を受け取り、口に含んで飲んだ
「ウッ...ッ」
飲んでから数秒後、彼女は苦しみだし、私の服を掴む
「何をッ...のませ、たの...ッ」
「レーラごめんなさい。ゆっくり休んで」
「ッ...ミモザッ...」
彼女は私の名前を口にし床に倒れ息が止まった。
「よし、完了」
私はバーテンダーにチップを渡し、外に止めてある車まで彼女を担いでもらう。
レーラをトランクへといれ、私は助手席に乗った。
「随分早いじゃない」
「まぁもともとどんな人物か知ってるから実行しやすかったかな」
「流石。このまま海まで行くわね」
「了解、あなたも忙しいのに協力ありがとう。キュラソー」
「大丈夫よ。ミモザの頼みならなんだって聞くわ」
私は今回の暗殺は1人では無理だと考え、2年ほど前にラムの右腕として組織にやってきたキュラソーに協力を頼んだ。
キュラソーとは何度か任務をする機会があり、彼女の長けた能力に度々助けられてきた。
そして、組織の中だったらベルモットやジンを抑えて仲がいいかもしれない。
車は人気のない港へと着き、私は亡くなったレーラを海に沈めた
「1人目完了。残りはあと2人か」
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作者名:アプリコット | 作成日時:2018年5月25日 17時