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アジトに着くと、タバコを吸って明らかに苛立っているジンがいた。
「あ、兄貴。ミモザが見えましたぜ...」
「遅い。」
「いきなり呼び出したのはそっちでしょ?仕事って、またどっかのえらーいおじさんと寝ればいいの?」
「今回はちがう。おめぇには鼠駆除をしてもらう」
その言葉に驚く
「ノックがいるってこと?」
「あぁ、あの方からお前に直々の命令だ」
「わかったわ...。ちなみに、その鼠さんはだれなの」
「こいつらだ」
ジンは私に3枚の写真を見せてきた。
そこに写っているのは組織のメンバーであり、幹部クラスの人も含まれていた。私も何度か任務で協力してもらった組織員もいる。
「彼らを殺れと?でも本当にノックだという証拠はあるの?」
「そんなもんなくてもいい。疑わしきは罰する、それが俺の流儀だ」
聞いた私が馬鹿だ...、ジンはそういう人間だ
「はぁ...あんまり無駄な殺しは好まないけどボスからの命令なら仕方わね...。期限はいつ?」
「1週間だ。やり方はお前に任せる。失敗はするなよ?」
ジンは歯を見せにやりと笑う
その笑みに思わずゾワッとした
「まぁいいわ、好きにやらせてもらうわね」
────
私は自分の部屋へともどり、写真の3人を壁に貼り情報をまとめる。
1人目はレーラ・アビトワ
ロシアのFSBのスパイ。彼女は情報収集に長けており、よく私も依頼をお願いした。
2人目はハービー・アハル
イギリスのMI6の諜報員。彼は初見だったが、仕事が出来ることで噂は聞いていた。
3人目はアダムス 祥太
アメリカのCIAの諜報員。
少し前にブランデーというコードネームが与えられた。彼とは何回か顔を合わせているが、仕事を一緒にしたことはない。かなりのキレものだっていうから厄介だな...。
私は携帯を手に取り、ある人物に協力の依頼をした
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作者名:アプリコット | 作成日時:2018年5月25日 17時