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｢妹さんがいる場所はわかりますか？｣
｢ここには何度か来たことがあるので、中の場所は大丈夫です！｣
｢何かあったら大変なので、私も着いていきますね｣
｢はい、こっちです｣
私たちは幹部にばれないよう、静かに移動をした。
彼女が廊下にあるひとつの扉を開けると、階段がずっと続いていた。そこへはいり下へと向かう。
そして、1番下まで降りると長い廊下が見えてきた
廊下にはいくつも扉があり、薬品の匂いがする
｢こっちです｣
彼女についてきた場所は私にとって初めて知る場所だった。
｢アジト内にこんな所があったなんて...｣
｢そういえば、まだ自己紹介してませんでしたね！私は宮野明美といいます。今は17歳の高校2年生です｣
｢明美さん...?どこかで聞いたことあるような...。｣
｢一応こんなんでも組織メンバーなんです。誰か名前を呼んでいるのを聞いたことあるんじゃないですかね?｣
｢確かに、その可能性が高いですね。私は..｣
一瞬ジンに柳瀬Aという名前は捨てて、これからは偽名を使えと言われたのを思い出し、教えるか迷ったが、彼女には教えていいような気がした
｢私は柳瀬Aです。年齢は明美さんの一つ下の16です｣
｢え!?Aさん私より年下なんですか！絶対私より上だと思ってた...、大人っぽい...あ、いきなりタメ口になっちゃってごめんなさい｣
｢全然大丈夫ですよ｣
｢Aちゃんも私に敬語使わないで、年も変わらないし｣
｢ふふ、わかった｣
彼女は一番奥にある部屋のドアの前に来ると、そこの扉を開けた
｢志保〜？｣
彼女が中へとはいり、私も続けて部屋へとはいった。
部屋は白で統一されており、物も少なかった
｢お姉ちゃん?｣
すると、何かの作業をしていた10歳ほどの女の子が顔をあげ、こちらに歩いてきた
その女の子は、灰原哀を少し大きくした感じの少女だった
｢この人は誰？｣
｢さっき友達になったの｣
私は哀ちゃんに激似の少女に目線を合わせ屈んだ
｢柳瀬Aです。よろしくね？｣
そういい、手を差し出す
少女は少し迷ったが、手を握ってくれた。
｢宮野志保です...。よろしくお願いします。｣
宮野志保と宮野明美
この、志保ちゃんは灰原哀になる前の本当の姿なわけか
そして明美ちゃんは志保ちゃんのお姉さんであり、赤井さんの元恋人だっけ？
だから聞いたことがあったのか。
けど、まだ赤井さんとは知り合ってもないか！
知ってるキャラクターに会えたことで、私は静かに興奮した
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作者名：アプリコット | 作成日時：2018年5月25日 17時
