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彼女は私の頬へキスをし、部屋から去っていった
「男だったら確実に惚れてる...」
最初こそ黒の組織での怖いイメージもあり、仲良くなれるか不安だった。
けど、話してみると普通に前世で友達と話してた時みたいに楽しく、時間があっという間にすぎていた。
ちなみに、ベルモットの会話でジンが24歳だとわかった。若いわ...。前世の私より若いやん。
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組織のアジトに移ってから1ヶ月が経った。
銃、変装、ハッキング、護身術など、ジン、ウォッカ、ベルモットに色々叩き込まれた。
正直、警察学校で教えられた技術以上のものが身についた気がする
今日は朝起きてからまだ誰とも会っておらず、暇すぎて地下の射撃場で狙撃練習をしていた。
バンッ
「やっぱセンスあるかも私」
何発か銃を撃っていると、後に感じたことのない人の気配を感じた。
1人?いや、2人はいる...
私は振り向き、銃を構える。
「待って待って、アタイ達はアンタの腕前に見惚れていただけさ!!」
そういった女の人をよく見ると、左目周りに蝶の羽らしいタトゥーがはいっていた。キャンティだ。
すると、背後から銃をとりあげられ、振り向くとサングラスをかけた長身の男がいた。コルンだっけ?
「いきなりごめんよ。私はキャンティ、そっちはコルン。あたい達今日ここに来たばかりでさ、射撃場があるっていうから覗いて見たらアンタがいたわけ。アンタ銃の扱い上手いね!思わず見惚れちゃったよ」
「構えがキレイ」
「ありがとう。私はA。残念ながらコードネームはまだないの。私も来たばかりだからよろしくね」
「あぁ、よろしく」
挨拶をし、キャンティとコルンも射撃の練習を始めた。
ジンも組織の中でかなり怖いけど、この2人もある意味敵に回したくないかも...。仲良くしとこ。
そう思い、私も練習を再開した。
すると、
「探したぞ」とジンが現れた。
「なにか用事?」
「あの方から任務がきた。全員出動だ。」
「久々に暴れられるね!腕がなるわ!コルンいくよ」
キャンティとコルンは、階段をあがり射撃場をあとにした。
「おい、なにぼーっとしてる」
「なにって、銃の練習だけど」
「お前にも出動命令が出ている。早くしろ。いくぞ」
「え!?ちょ、ちょっとまって!」
私は急いでジンのあとを追った
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作者名:アプリコット | 作成日時:2018年5月25日 17時