10 ページ10
「撤退だー！！！！」
『父上、馬乗せて』
抱っこポーズで乗せてもらう。
「いい加減貴方も馬に乗れるようになりなさい」
『父上！！！馬速すぎる！！！もっとゆっくりにして！！！』
「我が儘ですねぇ」
「それが姫様ですからね殿」
何とか敵を撒けて、敵も帰って行った。
『父上、見て！昌平君先生に褒められたの！！』
「おお！良くできましたね」
「姫様ならやると思ってましたよ！」
「その調子で次も頑張ってください！応援していますよ姫様！！」
「それにしても姫、先程の弓術見事でしたよ」
『本当！？騰！！』
「本当でございますよ。ねぇ？殿」
「えぇ、とても見事でした。夜練習した甲斐がありましたねぇ」
『え、父上、何で知ってんの？』
「見てましたよ。貴方が一人で頑張っているのを」
『っ！！』(ポロポロ)
涙が出てきた。久々に泣いたわぁ。
「頑張りましたねぇ。そのおかげで私は命拾いしましたよ。流石私の娘ですね」
『ち、ちちうえ、、』
「私も陰ながら見ておりましたぞ」
『騰もみてたの？(ズビズビ)』
「ええ、殿と一緒に見物しておりました。姫様は立派に成長なさいましたよ」
「貴方は本当に自慢の娘です」
『っ、！、う、うぅ、ちちうえー！！！！』
「はいはい、泣かない泣かない」
「殿、よくぞご無事で」
「さぁ皆さん！帰りますよ」
『早くお家帰ろー父上ー』
「では、馬を加速させても良いのですね？」
『それはダメ！！！！』
「あの、王騎将軍」
「何ですか童信」
誰だこいつ。しらねぇやつが父上に近づいてきた。キモいかよ(((
「そ、その人は王騎将軍の娘なんですか？」
「ええ、そうですよ。アオイ、挨拶なさい」
『初めまして！！アオイです！よろしくね！！』
「俺は信だ！天下の大将軍になる男だ！！」
『天下の大将軍は父上だよ！！』
「だから王騎将軍に訓練をつけてもらうんだ！」
『父上はそんなことしないよ』
なんだ？こいつバカなのか？天下の大将軍になるなんて100年早いわw
「姫様は殿のことをよくわかっていらっしゃる」
「流石は殿の娘ですな！！姫！」
「なんか、アオイ、お前面白いやつだな！」
「お前、姫様を呼び捨てで！！様をつけろ！！！」
『良いよ別に〜』
「姫様はお優しいですね！！！！！！」
「こいつらお前にデレデレなんだな」
『まぁね。小ちゃい時からずっとだよ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アオイ | 作成日時：2022年6月26日 8時
