病弱だから絵を描きます！ (ページ25)

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「(すぅ、反則。かわいい。もうしんどい)」

「アオイちゃん、俺と付き合ってくれませんか？」

『あ、あたしなんかで良ければぜひ////』

「っ！！」

細くてか弱くて、すぐに折れてしまいそうな彼女の体を強く、強く抱きしめた。

「(人間の体ってすごい。すぐ折れてしまいそうなのにこんなに強く抱きしめても折れないなんて)」

『っ！？も、もーくん！？////』

「すっごい嬉しい。もう、あの、大切にするから」

『んふふ///ありがとう///』

それからは二人仲良く手を繋いで街に出かけたり、馬に乗って色々なところを見て回ったり、時には戦に出ていく彼が心配で仕方がないけど仲良くやっていた。

そんなある日

『今日は体調が良かったから一人でお出かけ〜』

ルンルン気分で歩いていた。すると、前には見覚えのある人影が、、、。

『嘘、もーくん？』

大好きな彼がいた。しかも知らない女と。あたしは意外と気が強い方だと思う。だから行動出来たんだろう。

『ねぇ？もーくん？』

「え、？アオイちゃん、、、？」

『こちらの綺麗なお嬢さんはどなた？』

「ち、違うんだアオイちゃん！！これは、その、言い寄られて！！」

『言い寄られたぁ？』

「か、かわいい！！あ、あの！！お名前何と言うんですか！？」

『へ？あ、あたし？』

「そうです！！」

『あ、えっと、アオイです』

「アオイさん！！可愛らしいですね！！好きです！！」

『え、？あ、え？か、かわいい////って、え？///』

「ちょ、ちょちょっと！！アオイは俺のだから！！」

『っ////(よ、呼び捨て！？///)』

「はぁ！？何言ってるんですか！？」

「アオイは俺の彼女だから！！」

「その証拠はあるんですか！？恋人同士なら接吻も出来るはずですよね！？」

「っ！！ま、まだしてないだけだ！！」

「もしかして、怖気付いてるんじゃないんですかぁ？」

「そんなことない！アオイ！！接吻して良い！？」

『うぇ！？///えっと、そ、その、』

「ほらご覧なさい！！嫌がってるではありませんか！」

『い、嫌とかじゃなくて、そ、その、人前じゃなくて、ふ、二人きりの時が良いなって////////』

「、、、、、、、、、」

『お、おーい？もーくん？』

「アオイ、今すぐ俺の家に行こう」

「くそっ！！負けた！！！！！！」

『え！？ちょ、もーくん！！』

「あいつ、光の速さで帰りやがった、、、、」