鬼殺隊七不思議七番目 ２

考えてみては ページ23

炭治郎side

Aさんの助言のおかげで0.1秒までは正確に数える
事が出来るようになった。

今はお昼なのでAさんが作ったという
アジの照り焼き御膳を三人で頂いている

「そういえば炭治郎、最近調子いいよね」

『善逸もそう思うか。実はなAさんに助言を
頂いてな。吹っ切れたというかなんというか…』

「……ふ〜んAさんから助言かぁ…」

心なしか善逸の機嫌が幾分か悪くなった気がする
どうしたんだろう？何か言ってしまったのか？

「飯おかわり！！」

聞こうと思ったら伊之助の勢いのある声で遮られた

『今、Aさんは買い出しに出かけているから
俺がよそってこよう』

伊之助から渡されたお椀に白米をよそっているときに
ふと気になった

『鬼殺隊で一番強いのは誰でなんだろう？』

ボソッと呟いたと思っていたのに耳のいい善逸には
聞かれていたらしく

「分からない。
でも、現段階で言えるのは悲鳴嶼な事は確かだ
Aさんは強いんだけどどれだけ強いのか
分からない。得体の知れない強さって感じがする」

伊之助もこの会話に興味があるのか
口にアジを入れたまま会話に入ってきた

「なんだ？紋逸。一番強ぇのは誰か話してんのか？
俺は玉ジャリジャリ親父が強いと思う。一番なのかは
分かんないがな。無感女がもしかしたら一番強ぇの
かもしれないからな
ほんとあの女、全然意味わかんないからねぇ」

やはり善逸も伊之助もそう思うか


『だよな。Aさんが強いのは分かるんだけど
決定的に"どれだけ強い？"と聞かれると答えられない
強さというか何というか』

その後も議題はAさんとなり
この話はAさんが帰ってくるまで続いた

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