morning routine 6 ページ7
in9区アジト キヨハルside
俺の朝は大体うるさく始まる。その原因は___
バァンッ
桃「キヨハルー!!!おはよぉーー!!!」
勢いよくドアを開け放ち、朝の挨拶を叫ぶ9区の幹部、コタロウ。
紫「毎朝毎朝うるさいねん……」
顔を顰めながら言ってもコタロウはシカトしてリビングに戻っていく。嵐みたいな奴。もはやアラームになりつつある。
紫「んー、今何時や。……11時か」
いつもよりちょっと遅いくらいの起床。欠伸をしながら部屋を出る。いつもみたいに洗面所に行って顔を洗う。
紫「うわ寝癖やば」
鏡をみてちょっとびっくりした。顔を洗うついでに少し櫛で梳かしておこう。
紫「よし、こんなもんか」
マシになった髪をチェックして、リビングに向かう。朝はやっぱりご飯から。朝ごはん大事。
紫「おはよー」
桃「おはー」
緑「おはよう」
挨拶を交わして冷蔵庫へ一直線。お腹減ったけど朝は簡単に済ませたい。なぜなら面倒やから。
紫「トーストでええか」
マーガリンを塗ってトースターに入れる。待つこと2、3分くらい?チンと音が鳴る。
紫「できた」
桃「なにそれいいなー、美味しそ!」
紫「ただのトーストやで」
いつの間にかキッチンに来ていたコタロウが後ろから手元を覗き込んでくる。最初は気配が消されててびっくりしたけど、今はもう慣れた。
トーストをお皿に移してリビングに移動する。机にお皿を置いて、こんがり焼けたトーストにかぶりつく。
紫「やっぱシンプルイズベストやな」
緑「違うよ、Simple is best だよ」
紫「無駄に発音ええだけやん」
3人しかいなくても騒がしいリビング。と言ってもほぼ俺は喋ってなくて、ミナトとコタロウがうるさいだけやねんけどな。
桃「キヨハルー、みてー」
紫「ゴホッ!」
変顔を見せてきたコタロウに思わずむせる。ケラケラと笑うコタロウを睨みつけるけど、多分効果はない。まぁ良いかと思ってしまう自分はきっと甘いんだろうなと思った。
俺のmorningroutineでした!ほんまに食べてる時に変顔してくるのやめてや!!
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作者名:珠乃 | 作成日時:2021年5月4日 19時