Happy NewYear ページ13
in9区アジト
テーブルに並ぶ空のお椀と色とりどりの料理。リビングのテレビに数字が表示される。
紫｢6！｣
黄｢5！｣
赤｢4！｣
緑｢3！｣
桃｢2！｣
青｢1！｣
青・桃・緑・赤・黄・紫
｢Happy New Year！！！！！！｣
その瞬間ジャンプするコタロウとサツキ。酒の缶を開けたのはケイイチロウとキヨハル。お菓子の箱を開けたのはミナトで、料理に手を付けたのはリョウガだ。
青｢お前らはしゃぎすぎな｣
桃｢僕ら年越しの瞬間地球にいなかったから！｣
紫｢あー、そういうやつ？｣
黄｢ってかミナトとリョウガは食べるの早い！｣
緑｢年明けるまで待ったやん｣
赤｢お腹空いた｣
黄｢さっき蕎麦食べたのに！？｣
今日は1月1日。新年が始まった。
青｢新年も……、頑張ろ………｣
桃｢え、もしかしてボスもう酔ってる！？｣
紫｢早くね？｣
緑｢そういうお前も顔赤いで｣
赤｢マジだ、ほっぺた赤いじゃん｣
黄｢別にお酒強くないからねー……｣
新年早々、空のアルミ缶を作った2人は顔を赤く染めている。
緑｢俺も飲もうかな｣
赤｢まだあるくね？｣
黄｢まだあるよー｣
サツキはチラリと目線を横に投げる。その目線の先には山積みになった酒の缶が。
桃｢誰かさん達が馬鹿みたいに買ってきたからねー｣
コタロウが呆れ顔でケイイチロウとキヨハルを見た。そう、これは昼間の買い出しで2人が買ってきたものだった。
青｢うぃー｣
紫｢あはは、☆＊♪→$？｣
黄｢はい2人ともお水！｣
目が開いてないケイイチロウと、呂律が回ってないキヨハル。サツキがコップに入れた水を持って2人に差し出した。
赤｢これ飲みきるのに何日かかるだろ……｣
緑｢さぁ、、？｣
黄｢しばらくお酒要らないね｣
桃｢本当に要らないし、邪魔……｣
コタロウがため息を吐く。その時、慌ただしくドアが開いた。
桃｢あれ、どうしたの？｣
部｢大変です！22区で、抗争が！｣
部下の1人が慌てて状況を伝える。
青｢あこか、行くぞ｣
さっきまでの酔っ払いはどこへやら、いつもの顔に戻ったケイイチロウが言い放つ。
桃・緑・赤・黄・紫
｢イエスサー｣
9区の仕事始めはとても早い。この1年も変わらず、暴れる年となりそうだ。
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作者名：珠乃 | 作成日時：2021年5月4日 19時
