門限 ページ29
『ただいま...です。』
彼はもういるようだ。
テレビの音と明るさが玄関にいても伝わってくる。
私はそっと何も無かった様にリビングに入ると。
｢あぁ、泥棒かと思った。笑｣
とテレビを見ながらソファに座っている彼。
｢遅かったな、どこいってた？｣
『それは、。』
｢言えないの？｣
急にテレビを消した。
『友達の相談にのって...ました』
誤魔化そうとする。
｢あぁ、真希って子？｣
その時、希望が見えた気がした。
ご、誤魔化せたっ、！
『はい、』
｢そうなんだ。あ、明日から門限つくるから｣
ん？
あなたは親ですか？
言葉が色々予測不可能すぎてついていけませんよ。
｢んー、23時までには絶対帰ってこいよ。｣
23時って、明日合コンどうしよう。汗
贅沢は確かに住まわせてもらってる身では言えないのは承知の上だけど、23時は何処にも寄り道せず帰ってくるという意味に等しい。
｢“はい”は？持ち主の言う事聞けよ？｣
私は『はい』と小さく言ってキッチンに行く。
何が優しいだ。
もはや、鬼よ、鬼！！！
前言撤回！
イラつく私はエプロンの紐を荒く結んだ。
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南.(プロフ) - しよさん» コメントありがとうございます！そんなことを言って頂けて幸せです。これからもよろしくお願いします。^^ (2017年11月25日 13時) (
レス) id: 402d818eb5 (このIDを非表示/違反報告)
しよ - 続きを楽しみにしています！ 頑張ってください！！！ (2017年11月25日 13時) (レス) id: a66c4db4fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南. | 作成日時：2017年11月19日 20時
