妹審神者 (ページ21)

今日:22 hit、昨日:58 hit、合計:231,598 hit

21、お風呂どこ？ページ21

ご飯からしばらくして、

お風呂の場所がわからなくて
1人廊下をさ迷っていた。

あっちへウロウロ……

こっちへウロチョロ…………

あれれ〜おっかしいなぁ。
ここさっきも通ったぞ？

襖だらけで全然道が分からない。

宗「何か用ですか？」

「ひっ！？…ご…ごめんなさーい！」

びっくりして
何も考えず走り出して、

目の前の壁に体当たりしてしまった。

「いたぁー」

後ろにお兄さん居るのに
こんなドジして……

恥ずかしすぎて、
穴があったら入りたい。

宗「ふっ…大丈夫です？
騒がしい人ですね」

お兄さんに鼻で笑われたよ。
変な子だって思われたよ絶対…

「ごめんなさ…ふぇっ」

なんでか分からないけど
泣き出してしまった。

宗「忙しいですね、あなたは、
とりあえず部屋にどうぞ」

頭をポンポン撫でられ、
自然にエスコートされお部屋にお邪魔した。

小「兄さんおかえり…

あれ、カナデさん？
どうしたんですか？」

宗「さっきから同じ場所を
行ったり来たりしていたので、

見かねて声を掛けたら
びっくりさせてしまって…」

江「そうか…ここに座るといい」

座布団をしいてポンポン叩き

座るよう優しく微笑みかけてくれる
髪の長い銀髪のお兄さん。

小「僕は小夜左文字よろしく！」

近付いてきた小さい子は
私の手を引いた、

座布団まで座るように
私の手を引っ張ってくれた、

「ありがとうございます、
よろしくお願いします…」

ピンク髪の長いお兄さんは
左斜め前に座る。

宗「私は宗三左文字です」

江「江雪左文字です。
よろしくお願いします

…ところで、どうしたのですか？」

「あ、えっと…お風呂に…
入りたくて探してたんです…」

宗「あぁ、そういう事でしたか…

ちょうどこれから、お小夜が行くので

一緒に行ってきたらどうです？」

小「行こう！」

「えっ…いいんですか？…」

小「うん！」

嬉しそうに
大きく頷いてくれる小夜くん。