165、何それ美味しいの ページ16
ジャミルさんは
カリムさんに頼まれて、
羊肉の揚げ饅頭を作っていて
具材を細かく切ってる最中に
何故か手元が狂って手を傷付けたと話した。
「何故か…」
カ「マジフトの練習で疲れてたのか？」
ジャ「いや。
俺はその程度で手元を狂わせたりしない
だけど、調理中に一瞬
意識が遠くなったような感覚があった」
「めまいのような感じですか？」
「殆どの奴らはそう思うだろうが、
俺にはあの感覚に、
少し覚えがある
おそらくユニーク魔法の一種だ」
ケイト、リドルもこれに反応した。
ジャ「犯人が使ったのは、
相手の行動を制御できるような
魔法だと思う」
ケ「なるほどね〜。
だから目撃者的には
本人の不注意にしか
見えなかったってことか」
リドルとケイトが話してる中
グリムを見て、学食の時のことを聞く。
「ねぇ、グリム、
この間の学食の時、
パンを交換したのって
グリムの意思だった？」
グ「あ〜〜〜〜〜〜！！」
グリムが大きな声を出した
グ「オ、オレ様！知ってるんだゾ！
そのユニーク魔法使うヤツ！」
「犯人はラギー・ブッチです！」
ケ「ラギーって……サバナクロー寮の？」
リ「捕まえて話を聞き出そう」
ケ「えっと、ラギー・ブッチくんは
2年B組だね」
わお！先輩だった！！
フルネーム呼びしちゃった！
いや！犯人だしいいか！
リ「2人共ご協力感謝する」
「突然お邪魔してすみませんでした！
ご協力ありがとうございました！」
リドル先輩の横に並びお辞儀して
2年生の教室に急いだ
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作者名：小桜華撫 | 作成日時：2021年6月5日 0時
