【d!】推しのぬいぐるみが【ci】 (ページ12)

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12話ページ12

＿cino* side

ふと目が覚めると、窓の外は橙色に色づいていた。

結構寝てしまったなと思いながら隣で寝ているAさんに目を移す。

まつげ長いなとか、口ちっちゃくて可愛ええなとか、そういう気持ち悪い感想が沢山出てくる。

水でも飲むかと体を起こすと、服の袖をキュッと掴まれる。

ci*「…ん、起こしちゃいましたか？」

『んゃ、まだ寝ましょ…』

ci*「いやお水を……ぅお、？！」

袖をギュッと引っ張られ、ベッドに逆戻りしてしまう。

そのままAさんに足を絡められ、腰に手を回されてしまったため起き上がることが出来なくなってしまった。

ci*「Aさ、ん…？」

声をかけてみるが、返事はない。

先程のは寝ぼけていただけのようだ。

いや可愛すぎやろ…動けん…

しばらく悶えていると｢んぅ、｣という声が聞こえ、モゾモゾと動きだした。

再び声をかけてみると、小さくではあるが今度は返事があった。

ci*「Aさん？起きてます、？」

『ふぁ…あれ、ちーのさん…？んへ、おはようございます、』

無理可愛ええ…耐えろ俺の理性…