【d!】推しのぬいぐるみが【ci】 (ページ13)

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13話ページ13

＿you side

『大変見苦しい姿をお見せしてしまい申し訳ございません…』

ci*「ふふ、めちゃめちゃ可愛かったですよ」

『忘れてください』

人生最大の失態である。

古い友人が泊まりに来た際に｢お前は寝起きと酔った時の破壊力が半端ないから男子の前では寝るんじゃねぇ｣と言われていたことを言われていたことをすっかり忘れてしまっていた。

多分クソ不細工な顔をしているんだろう…

ci*「寝起きは甘えたさんになっちゃうんですね？」

『恥ずかしいからほんとにやめてください…』

一向にいじることをやめようとしないチーノさん。

私の顔は熟れたリンゴのように赤く染っていた。

『そんなに言うと夜ご飯無しですよ』

ci*「ちゃ、ちゃいますやん！少し意外だったのでいじってしまったというか…」

『……』

ci*「うっ…ご、ごめんなさい…」

『…しょうがないですね、貸しひとつです』

ci*「よかったぁ〜！」

焦ったり喜んだりと、短時間でコロコロ変わる表情を見るとなんでも許せてしまう。

推しに甘くなるのは仕方がないね。