月島の双子の姉は…5

過去編5 ページ5

あれから3日経った日、


明｢A、烏野行かない？｣

そう誘われた。暇だったし、またバレーが見たかったので行くことにした。

お兄ちゃんは自転車で行っているようで、後ろに乗せてもらった。

自転車の二人乗りってアウトじゃなかったっけ？

そう考えているうちに烏野に到着した。


明｢A、手繋いで？｣

貴｢え、なんで｣

明｢だってほんの少し目を離した隙にどかっ行っちゃうことあるでしょ？｣


反論できないのが悔しい。

大人しく手を繋いだ。もう小学生高学年なのに…


…体育館は、校門から1分程で着いた。

前回の私はどれだけこの場所を彷徨っていたのろだうか。

恥ずかしくなるわ。


明｢ちわース｣

貴｢…こんにちわ｣


烏｢お、妹連れてきてくれたか｣

……？



貴｢…お兄ちゃん……？(´^∀^｀)｣


明｢…申し訳ございませんでした……｣


後でプリン奢らせてやる！



話を聞くと、烏養監督が私を呼んだそうだ。

なぜに？



監｢…バレー、してみないか？｣

その言葉に、拍子抜けした。バレーをやる？


無理だ。お母さんがそんなこと許さない。

監｢…お母さん、ねぇ…｣


理由もないのに断るだけじゃ、失礼かな？と思い、モデルの仕事をしていて体に傷を作るなとお母さんに言われてることを伝えた。


そしたら、豪快に笑う監督。


監｢…要するに、傷作んなきゃしていいんだな？｣


…まあ、そうですが。



監｢もし、お前さんがバレーをやってみたい、って言うなら、俺は傷ひとつ作らずにバレーを教える。

バレー、興味無いか？｣









無意識に、首を縦に振っていた。

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