二十四、第3体育館の幽霊 ページ25
貴「赤葦!第3体育館行こーぜ!」
赤「……あ、凜さん。行きましょう」
貴「…おい赤葦。今なんで周りキョロキョロしたんだ?返答によってはイケメンが台無しになるぞ」
赤「…いや、凜さんが可愛らしいくらいに小さくて見えなかったので」
……赤葦ったら♡
貴「しょーがねーなー!今回は許してやんよ!
二度目はなくってよ♡」
赤(チョロ……)
赤葦で2人で体育館に向かうと、中からボールの音が聞こえてきた。
そして入口からボールが私の顔スレスレで飛んできた。反射的に避けた。
貴「危なっ!?」
赤「…今の勢いはわざとですね。誰かが投げたとしか思えません」
……今、私よく見切った。凄い。ボールはポンポンっと床に転がって止まった。
体育館の中に叫んだ。
貴「誰だ!今投げてき…た……の………ぇ。
…おい赤葦、この体育館…
ここ以外に出入口ないよな…」
赤「ありませんね。それがどうかし……え」
後ろから歩いて来て体育館の中を見た赤葦も言葉が消えていった。
体育館には、誰も居ない。
赤「どこかに隠れてるんじゃ…カーテン裏とか…」
貴「…誰も居ない。人の気配が全くしないんだ……」
赤葦と顔を見合わせる。お互いにピタッとくっ付く。
貴「ごめん赤葦私ホラー系無理」
赤「すみません俺もダメです無理」
どうすることも出来ず、その場に固まっていた。
赤「…取り敢えず、戻りましょう……ね」
貴「…そうだ、な……」
二人でくっつきながら振り返った時、
また固まる。
貴「……なぁ、赤葦……ここ、私ら来てから人通ったか?」
赤「…通ってません。おまけに風も吹いてません……」
貴「…じゃあよ、なんでボールないんだ……?」
「きゃはははは!!!!」
二人「ぎゃああぁあぁああぁぁあぁ!!!」
突如体育館から聞こえてきた笑い声に私達は全力で逃げた。
走れない私は赤葦が抱っこしてくれた。もう何も気にならないくらいに必死に逃げた。
貴「…あ!鉄朗ォ!!」
赤「木兎さぁん!!」
それぞれに抱きついた。
貴「うわあああぁん!!!」
赤「も…っ俺無理ですぅ……!」
鉄・兎(よく分かんないけどとりあえず可愛い)
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🎓( '-' 🎓 )ボウシチャン - ファ……?2度目はなくってよだと…?中y(( (2022年1月14日 21時) (レス) @page25 id: 10ad70f45a (このIDを非表示/違反報告)
比鳥 - P丸様……?面白いですよね! (2020年10月28日 13時) (レス) id: a491df464b (このIDを非表示/違反報告)
野生のコメント - ピー丸様www (2020年7月25日 11時) (レス) id: ca06cb15f0 (このIDを非表示/違反報告)
星乃刹那(プロフ) - 主さんすごいですね!めっちゃ色んなネタぶっ込んで来るの好きです!大好きです!(突然の告白)○丸様のネタ入ってるの笑いましたwwwありがとうございます!! (2019年10月14日 21時) (レス) id: 7c149933cf (このIDを非表示/違反報告)
クミコさん - いろんなアニメでできてて嬉しかった。ww (2019年9月16日 12時) (レス) id: ad68fbe9cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸桜 | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2019年8月19日 10時