気づかないうちに壊れていく。【雪男】【3】 (ページ2)

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康二side ページ2

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目黒「あっ、ちょっと電話だ。」

3人でカフェで話してる時にめめの携帯がなった。

目黒「えっ…？そんなはずないです

　何かの間違いですよ」

康二「どうしたの…？」

目黒「なんか、山本さんが俺らにいじめられてるって

　言ってるらしい。それで事務所を辞めるとまで

　言い出してるらしい……」

え………？どうゆう事。

俺らはいじめられてた側なのに。

なんでいじめてることになってるの…？

意味わからんねんけど。

ラウール「どういうこと…？俺たちいじめてないのに」

山本さんは何が目的なの…？

目黒「とりあえず、早く事務所に来いって…」

俺たちは急いで隣にある事務所に向かった。

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滝沢「3人揃ってるね。」

滝沢「3人は山本さんのことをいじめたのって本当？」

滝沢くんは俺たちに向かってそう尋ねた。

康二「いや違います。逆に山本さんが俺たちのことをいじめてたんです」

滝沢「じゃあこれはどういうこと…？」

滝沢くんはボイスレコーダーの音源を流し始めた。

そのボイスレコーダーには俺たちが

「ふざけんなよ！！」

「いい加減にしろ！」

そう叫んでいる音声が入っていた。

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滝沢「これはお前らの声だろ？どうやって言い逃れするつもりだ」

目黒「これは……っ……」

滝沢「何も言い返せないってことは

　お前らなんだろ？！

　お前らには本当にがっかりだ」

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違う……違う…僕達じゃない。

そう言いたかったけどどう考えたって俺たちの声だった。

でもいつの声なんだ…？

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山本さんは何を企んでいるんだ…？

滝沢「とりあえず、もう帰れ。

　来週の生放送でD.D.を披露するのが

　お前らの最後の仕事になるから。」

そう言われた瞬間、絶望だった。

俺たちは何も悪くないのに。

辛い思いをしたのは俺たちなのに

なんで誰も信じてくれないの…？

本当に悔しかった。

康二「失礼しました……」

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