Xマネ (ページ17)

今日:19 hit、昨日:3 hit、合計:82,235 hit

ハン・スンウページ17

まさかまた同い年のアイドルを
マネージメントするとは思ってもなかったから。

SW「A、ちょっといい？」

呼び捨てで呼ばれるのは慣れない。

と言ってもスンウは見た目は大人だけど
中身は意外と子供だったりする。

だから同い年って感じはあまりしない。
(良い意味だってことにしといて)

「どうした？」

SW「これ付けてほしくて」

ん、と私に押しつけた衣装のチョーカー。
グループのイメージでもある蝶が飾られている。

どうやらスタイリストさんは他のメンバーで手がいっぱいらしい。
こういう事も少なくはないのでスンウの後ろに回りチョーカーを首元につけた。

「似合うね、やっぱり」

SW「んふ、ありがとう」

鏡越しで優しい笑顔を見せ、
椅子から軽やかに立ち上がる。

こうして隣に立たれると背が高いなぁ…と
見上げれば視線に気づき、ん？と首を傾げる。

SW「そういや今日は髪下ろしてるんだね」

「いやまとめてたんだけどヘアゴムが切れちゃって、」

正直色んな場所を駆け回るし、スケジュールの確認の時に少し屈んだだけでも髪が垂れてきて鬱陶しく感じていた。

SW「下ろしてる方が色っぽい」

近くのコンビニで買ってこようかなぁなんて
コーヒーを飲みながら思っていた私の髪に触れ、
そう呟いたスンウ。

「あんたね…」

SW「いや、ジヨニヒョンだってアイツはちゃんと化粧すれば良い女だって言ってたし俺もそう思ったから言ったんだけど、」

オッパ、余計なことを吹き込みやがって。

気に触った？なんて顔を覗き込んでくる彼に
別に。なんて素っ気なく返せば、えーい！とからかってくる。こういうとこが子供だ。
する機会もないし、見せることはないだろうな…
多分パーティくらいじゃない？あればだけど。

SW「拗ねるなよ～」

「拗ねてません」

はぁ…早くメンバー達よ、戻ってきてくれ。