公園2 ページ3
『俺...ですか...?』
入「そうですよ」
そう聞けばすぐ答えてくれた
一体どうしたのだろう
『えっと...何かようですか??』
それとも道に迷ったとか...?
あそれ有り得そう...なら教えてあげなきゃ
そう思い口を開いたら
?「あ、いえようはないんですけど、こんな都会に人いない公園があったのが不思議で...ちょうどあなたが居たので話しかけてみただけです」
『そうですか。確かに不思議ですよねここ。昔からなんです。ここに人が居ないのは』
でも良かった。迷子じゃなかった
?「昔から?ずっと通ってるんですか?」
『いや、よく通ってたのは子供の頃です。今は大人になってしまったので休みの日だけですよ』
?「へえ何かいいですね」
彼はだいぶ気に入ったようで何だか嬉しくなってしまった
?「(ボソッ)俺も休みの日とか空いた時間に来ようかな」
なんて言ったんだろう
ちょっと聞こえなかったや
でも楽しいなこうやって、仕事仲間でも何でもない人と話すのは
彼だからなのかもしれないけどとても落ち着く
だから
『あの』
また
『また此処に』
話せるかな
『来てくれますか...?』
?「っ!はい!!」
『じゃ、じゃあお名前聞いてもいいですか?俺は工藤Aって言います。』
それが少し恥ずかしくて上手く言えなかった
入「俺は入野自由です。入る野自由(じゆう)って書きます。」
『それじゃあ入野さんまた会いましょうね』
それだけ言って俺は公園を出た
これが俺と自由の出会いだった
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作者名:らいじん | 作成日時:2019年6月12日 23時