ニート極めてたら弟に駆り出された件【JO1】 (ページ1)

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これは、昨日から続く弟からの鬼電

ｺﾝｺﾝｯ『！』

「A～？また拓実から？？そろそろ出んさい～」

『…出んとだめかな』

「…久しぶりやろ？」

……まあ、確かにずっと声は聞いてない

ﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯ

……

ﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯ

………………

ﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯﾌﾟﾙﾙｯ

『……何？』

《やっと出た！！お姉ちゃん、可愛い可愛い弟のために東京まで出てきてくれん？お願い！！！》

『…………は？』

………まさか、また東京に来ることになるなんて

ろくに説明もせずに切られて…ここまで来たの優しすぎん？？

…久しぶりの外、怖い…………なんで来ちゃったんだ…

ﾎﾟﾝｯ

ﾋﾞｸｯ『っ！！！』

拓「お姉ちゃん！」

ﾎｯ『拓実…』

拓「久しぶりやなぁ～！」

『ちょ、ちょっとこんな人通りの多いとこで…』

拓「大丈夫やって。ほら、着いてきて！」ｸﾞｲｯ

『！』

拓実の手は、こんなに大きかったかな

拓「お願いしまーす」

『……これ、何の車？』

拓「マネージャーが運転してくれてる」

『え？？？？？？？』

拓「お姉ちゃん、1人で来るの大丈夫やったん？」

『いや、え？？』

拓「お母さんも一緒に来てくれたら安心やったのに」

『？？？？？』

拓「おーい、お姉ちゃん？」

『……わ、私何でここに来たんやっけ？』

拓「あれ、言った気がするんやけど」

『！何も聞いとらんよ…！！突然困っとるとか、助けてとか意味わからんこと言ったから拓実が危ないんやと思って急いで来たんやで！？』

拓「………えへ」

『…はぁ……私もよく確認せんかったからやけど。……で、何したらええの？』

拓「JO1の専属ドライバーとして働いてください！！！！！」

『………………………？もう1回』

拓「JO1の専属ドライバーとして」

『無理』

拓「…………お姉様！！！！！」

『無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理』

拓「大丈夫！大丈夫やから！！みんな優しいし俺おるし…！」

『帰ります』

拓「もう手続き済んどるから！！！」

『…て、手続きって』

嫌な予感しかしないんだけど…！！！

拓「俺の隣の部屋にAちゃんの部屋作った！！」

………外なんて、出るんじゃなかった………