外から眺める2人の距離感 ページ29
指原side
リクアワを見てるのですが、何ですかこの激アツな展開は！
たかみなちゃんとAが、優子ちゃんのソロ曲をデュエット。
それだけでも熱いのに、2人が泣きながら微笑んじゃってるよ。
褒め合って、ほっこりしてるこの空間。
心が浄化されるどころの沙汰じゃないわ。
横山「たかみなさんとA、ええなぁ」
指原「横山もそう思う？」
横山「うん、信頼し合ってるって感じする」
指原「Aは最初から、AKBに来てたからね。
たかみなちゃんのおかげで、馴染めた部分あるし」
横山「たかみなさんに心開くの、早かったもんなぁ」
指原「たかみなちゃんも、Aのポテンシャル見込んでたもんね」
横山「最初から、Aは革命児のアイドルだって言っとったもん」
指原「安心出来る存在なんだろうね、お互いに」
横山「だから、あの空気感出せるんやな」
横山も同じこと思ってたらしい。
そりゃ、あの場にいた全員がそう思うか。
2人の関係はちょっと特別で、ただの先輩後輩じゃない。
Aにとってのたかみなちゃんは、言わずもがな信頼して頼れる先輩。
AKBに1人で来て、緊張と重圧で固まっていたA。
持ち前のコミュ力で話しかけ、みんなと馴染ませたのがたかみなちゃん。
そして、たかみなちゃんにとってのAは…
きっと、希望だったんだと思う。
AKBの底上げをしてくれる、刺激を与え続けてくれる。
存在そのもので人を惹き付けて、毎日進化を続けられる。
小さかった少女は、AKBのセンターを務めるほどに成長した。
安心して卒業できる切り札のような存在になっていたに違いない。
指原「色々ね、AKBの情勢も変わっていってる中で、必要な存在なんだよね」
横山「せやな、やっぱりライバルの存在は近くに欲しいもんなぁ」
指原「Aのポテンシャルが開花してるとこ見るのが、たかみなさん楽しかったんだろうね」
横山「確かに、開花する前に潰れないようにケアしとったんやろなって思うな。
まぁ、それに気づいてか気づかなくてか、ちゃんと応えられるAもすごいんやけど」
指原「たかみなちゃん、今すっごい安心してるだろうなぁ」
どれだけ振り返っても、Aに手を差し伸べるたかみなちゃんの顔が浮かぶ。
彼女を変えたのは、たかみなちゃんの影響がかなり大きい。
そして、たかみなちゃんの心境に変化を与えたのも、紛れもなくAで。
そんな夢みたいな話、リアルにあるんだって感動した。
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2023年3月28日 18時
