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指原side


今年の総選挙は、翌日に後の祭りというコンサートがある。

結果発表を受けて、数曲コンサート形式でパフォーマンスさせてもらう。

朝早くからフォーメーションを決めて、リハしてってバタバタしたけれど。

何とか無事、地元でのコンサートを開催出来ています!

私の1位返り咲きも、盛大にお祝いしてもらって…

今は、印象に残ったスピーチの話をしています。




高橋「指原は、心に残ったスピーチあった?」


指原「指原は、Aのスピーチに感動しました!」


高橋「Aねぇ、良かったよねぇ」


「え、私ですか?」


指原「こうさ、Aってネガティブなこと表立って言うイメージが全然なくて。

何でも完璧に出来ちゃう子!ってイメージが、私の中にもあって。

でも、Aだってたくさん迷って、悩んで葛藤してたんだなって。

新しい一面を知れたし、そうやって本音を言ってくれたのが嬉しかった。

多分、AKBのメンバーはほとんどが先輩だから、遠慮してる部分もあったんじゃないかなって思うのよ。

後輩にこそ、そういう姿って見せにくいし。

だから、今回のAの姿にはすごい惹き付けられたし、スピーチも刺さったなぁ」


高橋「分かる!

もう、私の言いたいこと全部、指原が代弁してくれたぁ」


「えぇ…ありがとうございます」


高橋「あれは、事前に決めてたの?」


「今年は決めてましたね。

だいたい、こんな感じで言おうって。

今年1年間は、1人じゃ抱えきれないほど、大きなものに襲われてたので…

助けて欲しいなら助けてって言わないと、潰れるなって思ってて。

けど、そういうのって生の言葉でこそ伝わるかなぁとも思って。

自分の言葉で言うことに意味があるなって思ったので、今回選挙で言わせてもらいました…」


高橋「いやぁ、成長を感じましたよ。

ずっとAを見てきた側からすると、やっぱ嬉しかったね。

もっと肩の力抜いて、頑張りすぎなくていいぞって。

ずっと思ってたし、本人には伝えてたから。

今回、力を貸してって言えたのには感動したもん」


指原「あのスピーチで、一旦泣いてメイク直し入りました笑」


「えー、すみません笑」




Aのスピーチには泣かされた。

初めて聞いた言葉たち。

選ばれた者にしか分からない葛藤があって。

まだ中学生の子が必死に戦ってると思ったら、胸が締め付けられた。

同時に、嬉しくもあった。

私たちのことも、頼れる仲間として認識してくれてるんだってことに。

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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年3月1日 23時

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