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飛鳥side
飛鳥「え…30キロ？」
「強制的にドクターストップやな。
まず、3キロ増えるまでは入院やって」
飛鳥「そんな…」
「ここ数週間、まともに食べられてなかったみたい」
飛鳥「そんな状態で活動してたの？」
「台湾ライブは、ほぼ気力やったらしいな。
その結果があれやったから…
そこから一気に、体調崩してしまったみたい」
飛鳥「そっか…」
「私、手続き済ませてくるから。
飛鳥は、Aの傍にいてあげて」
Aがベッドから起き上がれなくなったと連絡を貰った時は、心臓が凍りついた。
部屋に入ると、人間と思えないくらい顔色を失ったAがいて。
ベッドに横たわり、会話もままならなかった。
急いで病院に連れてくと、やはりドクターストップだった。
体重だって耳を疑うものだった。
食事も取れていないし、貧血など血液検査の数値も悪い。
よく、この状態で活動出来てたな…
悶々と考えていたら、Aの病室に着いてしまった。
A「あすちゃん…」
飛鳥「うん…体調どう？」
A「点滴してもらったら、さっきより良くなった。
まだ起きるのは辛いけど、喋るのはもう大丈夫だよ」
飛鳥「そっか…」
A「…私、入院するんでしょ？」
飛鳥「え…」
A「自分の体のことは、自分が1番分かってるよ。
もう限界だろうなぁとは思ってた。
血液検査の数値聞いたけど、あれじゃ無理だよ。
普通に日常生活だって送れないもん」
飛鳥「…ごめんね」
A「なんで飛鳥が謝るの？」
飛鳥「私…何にも気づけなかった。
ううん、気づいてたけど力になれなかった。
何をするのが正解なのか、分からなくて…っ
でも、それでAはこんなに苦しんで…
私っ…最低だよ。
1番近くで、Aを見てきたはずなのに…っ」
A「そんなこと気にしないでよ、飛鳥。
誰のせいでもないんだから。
私だって、どうしたらいいのか分からない。
乃木坂のことも、自分のことも。
辞めたいと思う。
でも、考えるのは乃木坂のことなの。
こんな体になって、しんどいのに。
辞めたら楽になれるって分かってるのに、その決断に踏み切れないの」
飛鳥「…っ」
A「泣かないで、飛鳥」
飛鳥「Aは…1人で頑張りすぎなんだよ、バカっ！」
苦しい本音を聞いたら、涙が止まらなくなった。
私は、この子を失いたくない。
何としてでも、絶対に救ってみせる。
だから、そんなに1人で頑張らないで。
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陽香(プロフ) - tensaimarichaさん» 1年ちょっとという長い間、お付き合い頂いてありがとうございました。わぁ！嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年11月7日 20時) (
レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 橋ちゃんさん» ありがとうございます。ぜひ、お楽しみに！ (2021年11月7日 20時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 怜さん» ありがとうございます！ (2021年11月7日 20時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
tensaimaricha(プロフ) - 本編完結お疲れ様でした！！！気づけば1年ちょっとこの小説と過ごしてきました。これからも楽しみにしています！しろりんご。さんの言葉遣い表現が大好きです！これからも楽しみにしています！ (2021年11月7日 20時) (レス) id: 04eb34e649 (このIDを非表示/違反報告)
橋ちゃん - 本編完結お疲れさまでした！毎日楽しみに読んでいました。とくに飛鳥ちゃんとの絡みが大好きでした❗afterstoryも楽しみにしています😊 (2021年11月7日 11時) (レス) @page1 id: 0784958bbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2021年11月7日 0時
