〇体育祭 ページ19
甲斐side
甲斐「なぁ雛乃、いつまで日焼け止め塗ってんの？笑」
『あと髪にスプレーしたら終わりだから！』
今日は体育祭で、女子は朝から髪の毛のセットや日焼け対策に追われてる。
勿論、芸能人の雛乃は特別気にしている訳で…
かれこれ1時間は鏡に向かってる。
『はい、おーわり！隼人お待たせ〜』
甲斐「ちょっ、それは反則だろ…」
洗面所から出てきた雛乃は、いつも下ろしている髪をポニーテールにくくってた。
横から出てる触角が、彼女の顔の小ささを際立たせている。
『隼人最初に何出るんだっけ？』
甲斐「最初もなにも、何も出ねぇよ」
『え！？男子対抗の騎馬戦出ないの？』
甲斐「おう。え、雛乃、女子の騎馬戦出んの？」
『出るよ〜』
甲斐「は！？やめとけ！顔に傷がついたらどーすんだよ！」
『失礼だな〜、落ちないよ笑。こう見えても騎馬戦、結構得意なんだから』
全然そういう問題じゃねぇし。
落ちなくても取っ組みあったら危ねぇだろ。
本人は全く気にする様子もなく、気合い十分。
「全校女子対抗の騎馬戦に参加する生徒は、入場門へ整列して下さい」
このアナウンスを聞いて、諏訪達が雛乃を迎えに来た。
唯月「雛乃〜行こ〜」
『うん！じゃあ隼人、いってく…』
甲斐「やっぱダメ！何かあってからじゃ遅せぇだろ」
『…もう大丈夫だって〜』
すんでのところで、雛乃の手を掴む。
諏訪達がからかって来るけど、気にしない。
『あ！華〜！隼人が上に乗るなって言うから安心させてあげてくれる？』
華「甲斐君！！駿河ちゃんの事は絶対に落とさないら、私に任せて！！」
香帆「大丈夫だって！柔道部とバレー部、ダンス部がついてますから！」
唯月「だってよ。甲斐の姫は私達が責任をもってお守りしまーす」
『じゃね、隼人！いってきま〜す』
意気込みが熱すぎる魚住と、ニヤニヤした宇佐美と諏訪にあっさり連れてかれた雛乃。
･
･
･
「パーーーン」
ピストル音と共に始まった騎馬戦。
男子の大歓声にも負けずに聞こえる、女子の雄叫び。
石倉「なんか…勝負事になると女子って怖ーな」
須永「男子以上に勝ちにこだわるよな…」
石倉「しかもあれって…」
須永「諏訪と駿河の騎馬だよな」
2人の声に、恐る恐るそちらを向くと…
鋭い眼光と逞しい腕力で、相手騎馬を圧倒する2人の女王の姿が。
石倉「やっぱ、あいつらは魁皇の女王だな」
須永「だな」
甲斐(ギャップ萌えだなんて、言えねぇ…)
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陽香(プロフ) - 涼宮美桜さん» ありがとうございます！ちょうど容量がいっぱいになってしまったので、近日中に本編を公開したいと考えているので、そちらも見て頂けたら嬉しいです！ (2019年4月21日 12時) (
レス) id: 0fd742501e (このIDを非表示/違反報告)
涼宮美桜 - このお話すっごく好きです！これからも更新頑張ってください！応援してます！！ (2019年4月21日 0時) (レス) id: 67fa9efd8d (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 美紀さん» ありがとう！絶対3Aロスになるね笑 (2019年3月10日 19時) (レス) id: 0fd742501e (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 今日で最終回だよ甲斐隼人君と翔君と蓮君ロスになる作者さんタメにして (2019年3月10日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！甲斐君カッコイイですよね！明日の最終回も楽しみですね！ (2019年3月9日 21時) (レス) id: 0fd742501e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2019年3月1日 15時
