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幻「つきましたよ」
乱「わーいって大丈夫??チビチャン?」
「…酔いました」
乱「あらら」
幻(何故小生の車に初めて乗る人は皆こうなるのでしょう?)
カチャ
乱「チビチャン、ここ座っててね、辛かったら横になっててイイよ〜」
幻「乱数にしては珍しく気がききますね」
乱「ひど〜い、ゲンタローのせいなのにっ」
幻「それもそうですねぇ」
「…お構いなく…うぅ」
グニっ
乱「うわぁ、って帝統?こんな所で何で寝てるのさ!」
帝「…メシ………ミズ」
乱数さんのお言葉に甘えてねっ転がっていたら、パンツ一丁のその男と目があった。
帝「…………クッキー」
その瞬間、勢いよく私の頭を掴み噛みつこうとした
「ギャーーーー!!!!」
乱「ワァーーーー!!!!」
幻「帝統‼‼」
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帝「うめーー!!」
幻太郎さんお手製のオムライスを頬張りながら…帝統さんはそう叫んだ
乱「大丈夫だった?チビチャン?」
幻「…帝統、貴方反省しているんですか?危うく人殺しになる所でしたよ?」
帝「何か、コイツの髪の色が…クッキーに見えちまったんだよ!3日食べて無かったんだから仕方ねぇだろ?」
幻「言い訳にもなりませんよ…もっとも帝統らしいですが…」
「アハハ…気にしないで下さい」
乱「帝統は歯でサイコロ噛み切れるからね〜噛まれてたら本当に危なかったよ〜」
「?!…怖い事言わないで下さい」
冗談じゃないよ…
帝「んで?そーいやコイツは誰何だ?」
「…あっ、えっと」
乱「この子はね〜…」
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作者名:レオ | 作成日時:2021年2月24日 22時