街角 駅から徒歩10分 ＜FK＞

7 北 ページ7

Ki side







初めて行ったよこーさんのお店でのバイト。


お店の雰囲気も俺の好きな感じだし、よこーさんいるから働きやすいし環境的には最高だった。








まあ...変な奴に会ったことを除けば、な。



俺の危険センサーが働いてる。アイツは危ない。






てか初対面で好きとか意味分かんねえしイケメンだけど男に変わりはねえし。



だってアイツにもアレついてんでしょ？








同性同士の恋愛を変な目で見てるわけじゃねえけど俺は普通に女の子が好きだと思う。



自分と他人では見る目が変わってくる。







まあでも正直、あの顔はキライじゃないけど。

どっちかっていうと好みな方だ。






ん？...あれ？もしかして俺男もいけちゃう感じ？





なんて1人で首を傾げて「イヤイヤイヤ」と頭を振る。




何よりもまず俺は今、恋愛する気なんてないんだ。









ピコンッ







「あっ、よこーさんだ。」




パッと手元にあった携帯を開く。




「まかないのお礼言わなきゃな♪」






開いてから俺はまた一人で悩むことになるなんて知らずにすぐ既読をつけてしまった。








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