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日が暮れあたりが暗くなった頃、ようやくクィディッチの練習が終わり、フレッドとジョージはユニフォームを着たまま大広間へ向かった。夕食の席へ向かうため歩いている生徒たちの群れをかき分け、グリフィンドールの席を覗くと、そこでAが教科書を見ながら夕食にありついていた。
「A！」
フレッドとジョージがAの横に滑り込むと、Aは顔を上げた。
「やっと練習終わったんだ。疲れたぜ」
フレッドはため息を吐き、近くのチキンをつまもうとした。Aはフレッドの手を掴んだ。
「えっ？なに？」
「手を洗ったのか？ 汚れがついてるぞ」
「あ、忘れてた」
Aは呆れたようにフレッドを見て、近くにあったナプキンを差し出した。ジョージを見ると、フレッドと同じように汚れていたので、Aはジョージにもナプキンを渡した。
「シャワーくらい浴びてくればよかっただろ。泥だらけで食事の席に来るなんて」
「Aに早く会いたくてさ」
フレッドは手を拭き終わると、すぐチキンにありつき始めた。ジョージも同じようにチキンに手を伸ばした。
「課題はどこまで終わった？」
「休暇のはじめからやってた分を入れても、七割くらいだ」
Aが苦い顔で答えた。ジョージは、Aがテーブルの上に広げてまじまじ見つめている課題を、一緒にのぞき込んだ。
「マグル学でつまずいてるのか。俺達も、父さんのマグル好きがなきゃ、マグルのことなんてちっとも分からなかっただろうなあ」
ジョージは教科書を指差した。
「でも、マグルの文化を知るのは面白いぜ。な？A」
「別に、面白いって思ったことはない」
Aからは冷めた答えが帰ってきた。
「私が生きてきて身につけた常識とは、全くかけ離れた世界だ。だから難しいし理解ができない。だから、そんなに好きじゃない」
ジョージはニヤッとして、またチキンを一つ手に取った。
「マグル学なら、俺達、結構得意だよ。Aの苦手科目が俺達の得意分野でよかったぜ」
「A、やっぱり来年からはもう少し科目を減らすべきじゃないか？今だって、どうやって授業を受けられてるのか、さっぱり分からないぜ」
フレッドはチキンを食べてモゴモゴしながらAに言った。Aは制服の下のタイムターナーを服の上から少し触ったあと、教科書に目を戻した。
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太陽(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！作者さんのおかげで、フレッド＆ジョージの良さに気づけました！！まじで最高です！ (2月18日 0時) (
レス) @page46 id: 18ff82607c (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - セラピーさん» うわー！！私の作品がきっかけになれてとてもうれしいです！！ありがとうございます😭😭💕更新頑張ります！！ (1月31日 5時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
セラピー(プロフ) - とっても面白いです。この作品に出会ってからフレッド＆ジョージの素晴らしさに目覚めました。続き頑張ってください！ (1月30日 21時) (レス) id: c35619f4b1 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - ますしんさん» ウワー！ありがとうございます！😭長いのに一気に見ていただけて…嬉しいです…💕ありがとうございます…！更新おまたせしてしまっていますが、がんばります…！！！！😭💕 (1月29日 7時) (レス) @page50 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
ますしん(プロフ) - この作品がとっても大好きになってしまいました。続きが気になって気になって夜も眠れません…でもご無理せず！応援しております！！！ (1月22日 1時) (レス) id: 3a092db897 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2023年11月15日 3時
