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「……昼食？」
「うん？」
「今、私が朝を食べ損ねたって言ったか？」
「え？ああ」
Aは慌てて近くの時計を確認した。時刻は12時を指している。Aは青ざめて、手の中のサンドイッチを落とした。フレッドが慌ててそれをキャッチした。
「私……寝てたのか？こ──こんな時間まで！」
「そりゃぁ……ここのところ寝不足だったんだろ？ しょうがないさ──」
「軽く言うな！」
Aは慌てて床においていた自分のカバンを漁った。
「課題を終わらせないと──今日の朝から図書室でやるつもりだったんだ、今から取り掛からないと、休暇明けに間に合わない！」
「落ち着けよA、まずはなんか食べないと。まだ起きたばっかりだろ？」
「そんなことしてる場合じゃない！」
Aはカバンから魔法薬学、魔法史、古代ルーン文字、マグル学の教科書と羊皮紙を取り出した。
「休暇のほとんどを使って、やっとなんとか終わるくらいの量なんだ！」
「そんなのやれっこないだろ。狂ってるぜ」
フレッドは恐ろしそうな顔で言った。ジョージはAの前にしゃがみ、Aが床に並べた教科書たちを拾い上げ、近くの棚の上に置いた。
「何はともあれ、まず何か食べたほうがいい。宿題なら練習が終わったあと、夜なら俺達も手伝えるから」
ジョージはにっこりした。
「“一人でやってなんとか終わる量”、なら、三人でやれば早く終わるだろ？」
Aは目を丸くして、少し疑わしそうに二人を見た。二人はAの心情を察して、とたんに不満そうな顔になった。
「今、俺達じゃ課題の内容がわからないって思っただろ」
「お、思ってない」
「嘘つけ。いいかA、俺達は五年生だぞ。三年生の課題なんて楽勝さ！」
そう言って、フレッドはAの“古代ルーン文字”の課題を手に取った。問題を流し見したあと、フレッドはそれをそっと隅に追いやった。
「これは俺の専門外だ。こっちなら分かるぜ」
フレッドはマグル学の課題を手に取りながら言った。Aはフレッドが隅に追いやった古代ルーン文字の課題を見た。
「俺達が得意な教科ならすぐ終わる。任せろ。ただ古代ルーン文字は、俺達取ってなかったからなあ──」
「……やっぱり、自分でやる」
Aはフレッドの手からマグル学の課題をひょいと取り上げながら言った。フレッドはきょとんとした顔になった。
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太陽(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！作者さんのおかげで、フレッド＆ジョージの良さに気づけました！！まじで最高です！ (2月18日 0時) (
レス) @page46 id: 18ff82607c (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - セラピーさん» うわー！！私の作品がきっかけになれてとてもうれしいです！！ありがとうございます😭😭💕更新頑張ります！！ (1月31日 5時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
セラピー(プロフ) - とっても面白いです。この作品に出会ってからフレッド＆ジョージの素晴らしさに目覚めました。続き頑張ってください！ (1月30日 21時) (レス) id: c35619f4b1 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - ますしんさん» ウワー！ありがとうございます！😭長いのに一気に見ていただけて…嬉しいです…💕ありがとうございます…！更新おまたせしてしまっていますが、がんばります…！！！！😭💕 (1月29日 7時) (レス) @page50 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
ますしん(プロフ) - この作品がとっても大好きになってしまいました。続きが気になって気になって夜も眠れません…でもご無理せず！応援しております！！！ (1月22日 1時) (レス) id: 3a092db897 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2023年11月15日 3時
