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「舌出して」
Aは恐る恐る口を開き、舌の先を出した。ジョージはすぐにAの唇に自身の唇を押し付け、舌を絡ませた。さっきよりも奥に下が入り込んで混じり合う。思わず顔を背けたが、逃すまいというようにジョージはAの顔を押さえつけた。
唇が離されたあと、ジョージは汗ばんだ額にはりついた髪をかき上げて息を吐いた。Aの顔を見つめ、少しすると突然、Aの上にへなへな倒れ込んだ。
「ごめん……………」
消え入りそうな声で告げられた突然の謝罪の言葉に、Aは目をぱちくりさせた。ジョージの肩に触れると、ジョージは体を起こし、そのままAの横にゴロンと寝転がった。
「A」
ジョージは枕元に腕を伸ばして、Aがまた自分の方に寄ることを促した。Aがジョージの方に寄ると、ジョージはまた、先ほどと同じようにAを抱きしめた。
しばらく無言が続いた。毛布が擦れる音や、お互いの呼吸音、鼓動、そして、天蓋の向こうから聞こえるフレッドのいびきだけが耳に入った。
「明日────」
ジョージはようやく口を開いた。
「フレッドの機嫌とってやってくれ。きっと拗ねてるだろうから」
そう言うとジョージは、最後に「おやすみ」と告げて目を伏せた。
──────
翌朝目を覚ましたAは、目を擦って起き上がった。隣を見ると、ジョージはもういなかった。ベッドのカーテンを開けてあたりを見回す。誰もいないようだ。
「あ、起きたのか？」
そこへちょうど、フレッドとジョージが戻ってきた。クィディッチローブを着て、腕にはいっぱいの食べ物を抱えている。
「俺達、日も上らないうちから練習でさ。起こさなくてごめん。でも気持ちよさそうに寝てたから起こしづらかったし……」
「今は昼食だから一旦解散したんだ。また午後から練習なんだ……ウッドのやつ、きっと俺達が死にかけても練習させるぜ……」
フレッドとジョージは寝室の奥にある小さなテーブルに乗るだけの食べ物を置いた。
「Aも食べろよ。朝を食べ損ねたから、腹減っただろ？」
Aはふたりのもとに寄ると、サンドイッチを一つ掴んだ。それを口元に運び、かぶりつく寸前に、突然重大なことに気がついた。
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太陽(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！作者さんのおかげで、フレッド＆ジョージの良さに気づけました！！まじで最高です！ (2月18日 0時) (
レス) @page46 id: 18ff82607c (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - セラピーさん» うわー！！私の作品がきっかけになれてとてもうれしいです！！ありがとうございます😭😭💕更新頑張ります！！ (1月31日 5時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
セラピー(プロフ) - とっても面白いです。この作品に出会ってからフレッド＆ジョージの素晴らしさに目覚めました。続き頑張ってください！ (1月30日 21時) (レス) id: c35619f4b1 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - ますしんさん» ウワー！ありがとうございます！😭長いのに一気に見ていただけて…嬉しいです…💕ありがとうございます…！更新おまたせしてしまっていますが、がんばります…！！！！😭💕 (1月29日 7時) (レス) @page50 id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
ますしん(プロフ) - この作品がとっても大好きになってしまいました。続きが気になって気になって夜も眠れません…でもご無理せず！応援しております！！！ (1月22日 1時) (レス) id: 3a092db897 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2023年11月15日 3時
