レヴィアタンの独白２

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A

元気か？ 君がちゃんと食事をとっているか心配でフィオナにも手紙を送ったんだけど、部屋に閉じこもりきりなんだって？ ちゃんと食事を取らないと、それこそ、本当に病気になっちまうぞ。
それから、こんどの水曜に、ダイアゴン横丁で会えると思う。フィオナに手紙を送ったんだ。というわけで、君は必然的に俺達と同じ日に新学期の学用品を買いに行くはめになる。逃げ道はないぜ……君が夏休み前よりやつれているのを見たら、君の口に無理やり食べ物を詰め込んでやるぞ(そうなりたくなければ、ちゃんと食事を取れよ)
p.s 君が読んでくれてるのかすら分からないけど、俺達は今夏休みの宿題に追われているので、終わるまで手紙を出せない。これが最後の手紙になるかもしれない……生きてまた会おう、それじゃあ、ダイアゴン横丁で！

フレッドとジョージ
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と、双子が手紙で言ったとおり、水曜日に学用品を買いにいくことになった。Aは夏休みの課題をもう全て終わらせて、暇を持て余しているところだった。この夏休み中は、気分転換にどこかへ旅行に行こうと両親から声をかけられたが、Aはそれにも乗らなかった。こんな気持ちで、家族旅行になんて行けるわけがない。

しかしずっとこうして部屋に閉じこもっているわけにも行かなかった。母がAを心配するあまり体調を崩したところでAは折れて、夏休みの終盤は頻繁に両親に顔を見せるようになったし、食事も家族と一緒に取るようになった。

それでも、心の中で渦巻くフィオナへの醜い感情は、この一ヶ月間消えることがなかった。






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「フレッド、ジョージ、久しぶりね！」

「やあフィオナ、元気だったかい？」

「ええ、もちろんよ。宿題に追われているって手紙があったけど？終わったの？」

「まだあと少し残ってるけど、まあ、なんとかなるさ」






水曜日、Aたちはダイアゴン横丁でいくつかの買い物をしたあと、本屋に向かった。そこでようやく、ウィーズリー一家と会うことができた。





「Aも久しぶりだな」

「まあ、夏休み前に比べたら少しは良くなったかな」





ジョージがAの顔を見つめながら言った。






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